概要
古ノルド語の「聖なる」の意。スカンジナビア地方に分布し、女性に付けられることが多い。派生として、ロシア語の「オルガ」「オレグ」があり、前者は女性、後者は男性に付けられることが多い。
該当人物
作品五十音順で列記。
フルネームが「ヘルガ」
- 漫画『ヴィンランド・サガ』の登場人物。
- 漫画『逆襲スパイXキャリバー』の登場人物。→ヘルガ(逆襲スパイXキャリバー)
- ゲーム『太鼓の達人 どんとかつの時空大冒険』の登場人物。→ヘルガ(太鼓の達人)
- ゲーム『OCTOPATH TRAVELER 大陸の覇者』の登場人物。
- ゲーム『ダンまち〜メモリア・フレーゼ〜』の登場人物。→ヘルガ(ダンまち)
- ゲーム『パワプロクンポケット』の登場人物。→ヘルガ(パワポケ)
- ゲーム『ファンタシースターオンライン2』における、ファントムの公式NPCの名称。→ヘルガ(PSO2)
- ゲーム『BUSIN Wizardry Alternative』の登場人物。
- アニメ『ファンタジックチルドレン』の登場人物。本記事で解説。
- アダルトアニメ『豚のごとき山賊』の登場人物。→ヘルガ(豚のごとき山賊)
- 漫画『リングにかけろ』の登場人物。本記事で解説。
- ゲーム『ロードオブヒーローズ』の登場人物
- ゲーム『ワールドフリッパー』の登場人物。→ヘルガ(ワールドフリッパー)
- ゲーム『ドラゴンクエストⅩ』の登場人物。→ヘルガ僧正
名前の一部に「ヘルガ」
- ディズニー映画『アトランティス失われた帝国』の登場人物。→ヘルガ・シンクレア
- アニメ『Dies irae』の登場人物。→ヘルガ・エーレンブルグ
- 小説『トリニティ・ブラッド』の登場人物。→ヘルガ・フォン・フォーゲルワイデ
- 小説『ハリー・ポッター』シリーズの登場人物。→ヘルガ・ハッフルパフ
- ゲーム『ファンタシースターポータブル』の登場人物。→ヘルガ・ノイマン
「リングにかけろ」のヘルガ
IQ300を誇る天才で、ドイツJr.の参謀として世界大会から登場。
世界大会後は世界連合Jr.の一員として日本Jr.と共に闘った。
高河ゆんによるクロスオーバー作品「車田水滸伝」にも登場する。
「ファンタジックチルドレン」のヘルガ
CV:河原木志穂
施設に預けられている11歳の少女。
無口で物静かな性格をしている。
どことも知れぬ不思議な世界の場所の絵を描いている。その不思議な世界へ行こうとして、同じ施設のチットと施設を抜け出したところ、ちょうどトーマと出会って、共に旅をすることになる。
ネタバレ
ソラン、貴方に会えるまでずっと・・・
ヘルガの正体は惑星ギリシアの王女ティナの転生者。
国王タイタスの一人娘。十五歳。
父親に溺愛され、兄代わりのセスに守られ何不自由なく育ったお転婆娘。気丈で真っ直ぐな性格をしており、絶世の美しさを持つ。
幼少、霧で迷子になっていたときに助けてくれた仮面のお兄ちゃんに憧れを抱き、後に近衛兵の隊長として出世したソランと再会し愛し合うようになる。
セスとは許嫁でそれなりに意識はあったようだが、兄として慕っていただけに過ぎず、彼の許しを得て双方の親に打ち明けようとするも、叔父が企てたテロによって死亡する。
しかし、錯乱した国王の命令で科学者達にゾーンに沈んだティナの魂を呼び覚まし再びこの世に生還。同時に娘を溺愛するあまり生きた兵器として肉体を改造され、真実を知らないまま生かされることとなる。
だが生き別れた母を出しに叔父ゲオルカによって真相を知り、ショックに暴走。
ギリシアを破壊する兵器と化し、説得するセスに重症を負わせるもソランの声に意識を取り戻す。
自ら自決することを選ぶが、アギの提案を受け入れソランと共に地球へ転生することを選ぶ。
転生装置により、ティナの魂は地球へ向かった。そして、幾度も転生を繰り返しクリスティーナのときはハンカチを、セラフィーヌのときは油絵を。そしてヘルガに生まれ変わっても想い出の景色を描き続け、恋人のソランを待ち続けた。
べフォールの子供達から真相を知ったヘルガは全ての記憶を想いだす。
ギリシアに戻らず、地球人として生きることを伝えるがティナを兵器として利用し、ギリシアの国王になる野望を持つ叔父ゲオルカに捕まる。ゲド機関の実験でティナの肉体に魂を戻すべくゾーンに入り意識不明に陥る。
救出に現れたトーマと二人で逃れようとするも自責の念に駆らていたトーマは正体を明かし自ら犠牲になって彼女を救おうする。
セス・・・あなたはそこまで傷ついてしまったのね
貴方が死ぬというのなら私も死にます
ヘルガとティナの必死な説得にセスは心打たれ、トーマとして生きる道を選んだ。
やがてヘルガのティナの記憶は薄れていき・・・。
十年後。
大人になったヘルガは孤児院の教師として働いていた。
ある日、彼女の元に現れた男性は・・・。
ゲーム版
GBAでは三つのENDが用意されており、1stはアニメ通り。
2ndではゾーンの間でセスとティナは再会。ティナは本当に自分が愛していたのはセスであったと気づき彼と心中の道を選ぶ。
3rdではトーマがソランの生まれ変わりとなり、魂が分離する形でソランとティナはギリシアのゾーンへ帰還。ヘルガはトーマと共に現実世界へ戻り、自分にとっての行きたい場所を探す為に施設で絵を描き続ける。
やがて十年後。成長したトーマに求婚され、物語は終わる。
余談
王族の陰謀に巻き込まれ、愛されるが故に兵器として再誕したティナ。
深い悲しみが襲えば発動するという恐ろしい発動条件は真実を知ったことでギリシアを破壊したが、事実を知らないままソランとの結婚を国王に伝えても身分違いに許されないのは明白であり、どっちにしろ暴走は起こっていた可能性がある。
また、ティナは地球で百年単位で五度の転生を繰り返している。
レーテル、シリ、クリスティーナ、セラフィーヌ、ヘルガで全員が女性。
更に驚くべきことに劇中ではティナの魂を愛した男性が彼女の為に死亡している。
(アニメではレーテル、シリの人生が描かれていないので、他にもいた可能性がある)
【例】
・セス(許嫁)
・ソラン(恋人)
・アーノン(生徒)
・ジム(幼馴染)
例外として異父弟デュマはヘルガの幸せを願い、ティナの遺体を守るべく共に宇宙を彷徨うことを選び死んではいない。だが、孤独な終わりはある意味で死よりも残酷である。
しかしティナ自身も四度の転生の中、病死、事故死といった末路で未婚のまま早世しており不幸な人生を送っていた。