概要
ヴィルヘルム・エーレンブルグの母にして姉。
黒白目と貧困街の育ちらしいボロボロの服が特徴であり、ヴィルヘルムの事は「ヴィル」と呼ぶ。
来歴・人物
父との近親相姦でヴィルヘルムを出産。
のちに父共々ヴィルヘルムによって殺害・焼却されており、本編や聖槍十三騎士団結成前後では既に故人である。
作中ではヴィルヘルムの聖遺物「闇の賜物(クリフォト・バチカル)」がヴィルヘルムの記憶から作り出した存在であり、彼の精神世界で登場する。ヘルガを殺した時点では、ヴィルヘルムはまだ永劫破壊(エイヴィヒカイト)を習得していないので、限りなく本人に近いだけでヘルガの魂が形成されている訳では無い。
とにかく『愛情』にあふれた人物である。
父親に近親相姦されたことも父からの愛であり、近親相姦で産まれたヴィルヘルムのことも愛しており、そのヴィルヘルムに殺されたことも彼の愛であると思っている。あの子にしてこの親ありといった感じで、彼とは別のベクトルでヤバい人である。
一見するとお淑やかで礼儀正しい女性……なのだが、その異常な愛ゆえに、一度愛するヴィルが虐められていると知ると態度が急変。鬼気迫る表情で激昂し、総てを呪い殺さんばかりに発狂し始める。
2016年春発売の「Dies irae ~Interview with Kaziklu Bey~」においても、本編同様に「闇の賜物」がヴィルヘルムの記憶から作り出した存在をとして登場する。
どうやらクラウディア・イェルザレムの事が気に食わないらしい。
本編での活躍
本編の玲愛ルートで初登場。
司狼に「おたくのお子さん、いじめられてるよ」と告げられた事で発狂。ヴィルヘルムとヘルガ=闇の賜物の同調率が極まった事で、ヴィルヘルムは過去最高純度の創造を展開させるに至り、格上のシュライバーとの戦いを拮抗させた(もっとも、地力の差で徐々に押し負けてしまったが)。
結局のところ司狼からすれば、ヴィルヘルムの隙を作る為に体よくヘルガを利用しただけなのだが。
他作品での活躍
神咒神威神楽にはよく似たそっくりさんが登場。
あちらでは弟のそっくりさんの方が兄である。