プロフィール
年齢:不明
身長:265cm
体重:700kg
視力:5.0
足のサイズ:55cm
好きなもの:満腹感
嫌いなもの:空腹な自分
好きな言葉:独占
概要
CV:てらそままさき
悪の組織「美食會」のボス。世界中の食材を我が物にするため、伝説の食材「GOD」を狙っている。生まれついての天性の捕食者。グルメ細胞を持って生まれた。
グルメ界の「地球の果て」という場所に本拠地を構えており、その場所を知り、そこに辿りつける者は幹部の中でもごく少数しかいない。
節乃から「暴食バカ」と呼ばれるほどの食欲を持ち、グルメ日食の接近に伴うGODの活動を察してか、更に食欲が増しているという。
どこか虚無的な影を帯びており、アルファロから献上されたセンチュリースープを持ってしても笑顔を見せることはなかった。
500年程前のグルメ戦争の時代に生まれ、本来なら生まれてすぐに家畜の餌として喰い殺される筈だった。
しかし、赤ん坊でありながら凶暴な赤毛ブタに食われることなく、逆に赤毛ブタの乳を食料にして生き延びるほどのその姿に天性の捕食者としての素質を見出され、異質の存在として恐れられ迫害される。
幼い頃の記憶は「殺されかけたこと」と「気を失いそうになる程の空腹」の二つだけで、時には樹をかじり砂を食べた。そういった生い立ちから「食材は与えられるものでなく、奪い取るもの」といった考えが深く根付いている。
空腹が限界に達してれたところをフローゼに拾われ、アカシアに「三虎」という名を授かった。その様な経歴を経て、アカシアの三番弟子となる。
それ以降は父母同然の存在であるアカシアとフローゼ、一龍と次郎という頼れる兄弟子達に囲まれ、宝石の様に輝く充実した幸せな日々を送っていたが、心の奥底にヘドロの様に残る黒い感情だけはどうしても消える事がなかった。
フローゼに拾われてから10年経ったある日、グルメ日食が近付いてくると同時に「ブルーニトロ」なる生物にアカシアと共に何処へと去って行き、帰ってきた時には「GOD」を調理した影響で酷く衰弱していたフローゼを助けようと、グルメ細胞を活性化させる再生の水「療水」を取ってくるも、その際に瀕死の重傷を負った自分を救うため衰弱した体で調理を行ったせいで、結果的にフローゼは死んでしまう。
2人の功績によってもたらされた平和を喜ぶ人々の姿も、彼の目には、愚かな争いの末にフローゼを死に追いやった憎き仇としか映らなかった。
その後、「フローゼの分までこの世の全ての食物を喰らい尽くす」という歪んだ思考に捕らわれるようになり、世界中の食料を独占すべくGODを手中に収めるため、美食會を組織しそのボスとして君臨する。
能力
「万物はすべて餌」と豪語し、長く太く伸びた強靭な舌であらゆるものを一瞬で喰らい尽くしてしまう。 この舌は物質だけではなく大気まで飲み込んでおり、真空となったその軌道上には見えない王食晩餐「ハングリースペース」が発生。
軌道上に触れた獲物を一瞬で食い漁るうえ、一度触れた獲物の味を覚え、今度は自ら襲いかかる。
この真空空間はあらゆる原子を食い散らかして排除しているため、少数派も多数派も存在せず、一龍の「マイノリティワールド」でも防ぐことは出来ない。
それ以外にも優れた「ミラーニューロン(ものまね細胞)」によって人の技をすぐに習得することができる。これによりカメレオンのように自分の体色を周囲の光景と同化させて透明化することができたり、一龍の「マイノリティワールド」を一龍との戦闘中に習得することが出来た。三虎が「技を真似るのが上手い」と評されたのはこのミラーニューロンによるところが大きい。