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2015-05-12 19:44:39 バージョン
えーすをねらえ
作者は山本鈴美香。
1973年から1975年および1978年から1980年まで週刊マーガレット連載、アニメ化もされ人気を博し、スポ根漫画の代表格の1つである。
お蝶夫人こと竜崎麗香などインパクトの強いキャラクター達は現在でもネットやCMなど様々なネタにもされている。
県立西高テニス部に入部した主人公の岡ひろみが様々な試練を乗り越え成長する物語。
竜崎麗香と組んでのダブルスの試合中に宗方が塩を舐めさせる（痙攣予防）、「ありもしない必殺技などというものに頼るな」と作中でのマンガ的要素の否定、2010年代では常套技術となったバウンドの上がり端を捕えるライジングショットの描写、など平成の今読んでも通じる先進性を含んだ作品である。
（テニスの王子様に代表されるようにテニスマンガでは必殺技が飛び交う展開の作品が主流であり、リアル路線のマンガはベイビーステップの登場まで久しく存在しなかった。）
物語はひろみが西高のテニス部入部直後に宗方に目をつけられるところから始まっており、日常の学園生活もしっかりと描かれる（なんと現代の問題の一つとして数えられるモンスターペアレンツが登場する話まである。）
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