演:内野聖陽
宗方仁とは、『エースをねらえ!』のキャラクター。
元祖鬼コーチ
テニス初心者であった主人公岡ひろみの素質を見抜き、いきなり独断で代表選手に抜擢し、スパルタ特訓を開始する。
このため岡は、先輩たちから陰湿ないじめに合うハメに陥るのだが、宗方がそこまで岡にのめり込み厳しく鍛えるのには、切実な理由があってのことだった。
かつて宗方は将来を期待された名プレイヤーであったが、不治の病で余命幾ばくもなく、自分の代わりに、目指すテニスを引き継いでくれる選手を長年探し続けていたのである。
やっと見つけた選手が男子ではなく、未知数の女子の岡だったことで、宗方は全霊をこめて彼女を鍛えていくことになり、岡もまたそれに応えることとなった。
しかし、志半ばで岡を親友の桂大悟と藤堂貴之に託し、27歳の生涯を閉じた。
ちなみに
ちなみにタイトルの「エースをねらえ!」とは、生前の宗方が岡に遺した最後の言葉である。
ついでに
松岡修造はジュニアの選手を指導するうえで、宗方の台詞を指針のひとつにしているそうである。