概要
物語の後半で初登場した時は僧侶の姿であった(理由は後述)。
宗方仁との出会いは高校時代。
共に自分の高校の不良グループのリーダーであり、「ならばわざわざ全員で喧嘩するまでもない」と仁とタイマン勝負に持ち込み、延々夕方までやり合っても決着が付かず引き分けに終わって以来の親友同士。
まさに「強敵と書いて『とも』と読む」間柄である。
後に大学入学直後のテニス部で再会、テニスプレーヤーとしてのスタートは遅めだったが、みるみるうちに仁と共に将来を嘱望されるプレーヤーとなっていく。
転機となったのは仁が病に倒れてからである。
余命3年程度である、と聞かされ「オレは代わりとなる選手を探す。事切れたらお前が引き継いでくれ。」という仁の覚悟にただ頷くしかなかった大悟は、苦悩の果てに修行僧として永平寺に篭ってしまう。
やがて、山を降りる時が訪れ、彼は約束通りひろみの新コーチとなった。
技術的には完成の域に達していたため、主に(仁を失ったひろみのケアも兼ねて)メンタル面でひろみを支えていくこととなる。
人物像
豪放磊落そのもの。そしてうわばみ。初対面でひろみから「まるでお水のようにお酒を飲む。なんだか楽しい人」と評価されている。
一方で、ある理由により長期間の酒断ちをするなど、自身を律する意志の強さも桁外れ。
一応西高のテニス部顧問もしており、修行僧経験があることから試合前の訓話に引っ張り出されることも良くある。
実は一代で身を起こしたとある百貨店グループ企業の御曹子であり、父親は彼のそんな行動を手放しで喜び好きにやらせている。