本項ではThe World R:2に登場するカイトおよび三爪痕(トライエッジ)を説明する。
The World R:1のカイトについてはこちら
声:相田さやか
概要
AIDAに対抗するため、『R:1』時代のカイトを模した自律AIプログラム「蒼炎のカイト」としてAuraに創造された。
ツギハギのゾンビのような姿で、禍々しい双剣・虚空ノ双牙を持つ。腕輪は持っていないが、データドレインを搭載している。
このような不気味な姿となった理由は、AIDAの侵攻が予想以上に激しかった為に急ピッチで創られ、その結果としてプログラムが不完全なまま起動する事になってしまった為である。その影響として言葉もロクに話せず、作中で喋る時は「アァァァ……」という呻き声や「ハアアアア!!」といった叫び声しか発する事が出来ない。この性質が、後述のハセヲ達との敵対やオーヴァンの情報操作による偽りの三爪痕の名を着せられるといった誤解を招いてしまう。
しかし、とあるエンディングではスタッフロールの後に「データドレイン……」と呟いている他、後の時代の話である.hack//Linkではクロス連撃にてトキオをドレイン攻撃に巻き込んだ際「ゴ…メン…」と発言している。
メールでやり取りをする時にも言語プログラムの異常が影響しており、グリーティングカードを送ったりしてやり取りをする際、必ず文章が文字化けを起こして何を伝えたいのか分かりにくくなっている。
一般PCでは絶対に敵うことのない無敵の存在。襲いかかってきたレベル133のハセヲを赤子の手を捻る如く退けた。
オーヴァンの情報操作によって「蒼炎を纏った謎のPK・三爪痕(トライエッジ)」と噂されるようになる。
だが語る言葉を持たないカイトは誤解を解くこともないまま淡々と自分の任務を遂行し続けた。 碑文使いとして覚醒したハセヲたち及びオーヴァンを「The Worldに発生したイレギュラーな存在」と見なして幾度となく激戦を繰り広げ、敗北しても元の姿に修復されて襲撃を繰り返す。
しかしAIDA、そして反存在クビア駆除と目的を同じくした同志としてハセヲら碑文使いと最終的に和解、ハセヲに愛剣を託すとともにAuraの元へ返っていった。
本編終了後に届くアウラからのメールを読むと、オルカやバルムンク共々パーティーメンバーとして仲間になる。
オルカやバルムンク同様、プレイヤーがログインし続けているかどうかは不明。
.hack//Linkにも登場。名前が『葬炎の騎士』となっている。
ウィルスによって洗脳されてしまったアウラの刺客として立ちはだかるが、トキオとカイト本人の手により倒される。本編終了後は、洗脳が解けたアウラの指示で仲間になる。
余談
メールの内容を解読していくと、好物がハンバーガーだったり趣味がデータドレインなど、見た目に反して可愛らしい(?)一面が垣間見られる。
もっとも、前者に関してはどうやって食べるのか不明だが。