概要
「ダマスカス鋼」とは本来、シリア・ダマスカスで作られる刃の素材を指す言葉。発祥はインドであるらしく、そちらの名をとった「ウーツ鋼」の名でも知られる。これはインドのウーツ地方で精製された鋼をシリアのダマスカス地方の工房が刀剣などに加工して世に送り出していたためである。
伝承で散見されるウーツ鋼の特徴は、折れず曲がらず錆知らずという刀剣に使う鋼としては理想的な性質を持っていたという所である。これはウーツ鋼の精製時に木くずや藁クズといった不純物が混じる際に、結果として現れた特徴と言える。
優れた切れ味と靭性で知られ、表面に油紋のような模様が現れるのが特徴。現在、本来のダマスカス鋼の製法は失伝しているが、この外観を再現したナイフが出回っている。
「銃夢」に登場するものは、巨大なバタフライナイフのようにな折りたたみ機構を備えた薙刀のような形状をしているのが特徴。
本来は主人公・ガリィが「モーターボール」競技に用いていたボディの両腕部に固定されていたもので、後に携行武器としてあつらえ直された。