世紀末の魔術師

せいきまつのまじゅつし

『名探偵コナン世紀末の魔術師』は劇場版『名探偵コナン』シリーズの第3作目。

概要

主人公の江戸川コナン、怪盗キッドを筆頭に初期のオールスターが総出演する娯楽大作。

コナンの正体が毛利蘭にばれそうになる、初の劇場版シリーズである。

ストーリーは、大阪編、豪華客船編、古城編の三部作に分けられており、TVアニメならスペシャルや前後編になる舞台が1本の作品に詰まっている贅沢な作品に仕上がっている。

また、本作からコナンの正体をキッドが知っているという設定が登場している。

鈴木財閥で新たに発見されたロマノフ王朝の遺産「インペリアル・イースター・エッグ」を狙う怪盗キッドからの予告状が届き、コナンたちはエッグが展示されている大阪へ向かう。

予告状はこれまで通り文章による暗号で示されており、キッド専任の刑事である中森警部たちも到着し毛利小五郎らと共に暗号の解明と警戒にあたる。

だが、エッグはキッドに奪取されてしまい、キッドはハンググライダーで空に飛び立った。

それを追うコナンと平次だったが、逃亡中のキッドは目の前で何者かにモノクル越しに右目を拳銃で狙撃され海に墜落してしまう。

エッグを取り返すことには成功したものの、キッドの安否、そしてその犯人も確認できない状態だった。

その後、エッグを安全な場所へ運ぶことになり豪華客船で神奈川に移動するがまた事件が発生した。船内で自室を荒らされ、右目から頭を貫かれた寒川竜の遺体が発見されたのだ。コナンは、キッドと銃殺体の共通点である右目の狙撃に疑問を感じたコナンは阿笠博士に調査してもらう。

調査の結果、その人物はロマノフ王朝の財宝を狙い続ける連続強盗殺人犯「スコーピオン」だということが判明した。