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近江鉄道220形の編集履歴

2015-06-22 04:13:22 バージョン

近江鉄道220形

おうみてつどうにひゃくにじゅうがた

近江鉄道が1991年から製造した鉄道車両

概要

近江鉄道220形は、近江鉄道が1991年から1996年まで6両製造した電車

製造したと言っても、実態は旧型車両の機器を寄せ集めて製造したものである。


床下

コンプレッサは国鉄の電車で一般的に用いられたもの、モーターに至っては国鉄の前身である鉄道省の戦前標準型である。もちろん吊り掛け駆動。

連結器はシャロン式、アライアンス式、柴田式と各車バラバラで、前の2つは1920年後半に柴田式が開発されて日本の標準的な自動連結器となる以前のものであるから、その古さが想像できる。

しかし、台車は空気バネ台車を採用、ブレーキは新品の電気指令式ブレーキを採用するなど、近代的な部分もある。


車体

20mの西武701系の車体を、17m弱の台枠に合うように切り継いで作られたもの。

同時に台枠に合わせて車体幅も切り詰めている。

これは中小私鉄では考えられないほどの技術が必要で、当時の近江鉄道の技術力の高さが伺える。


屋上機器

床下は16mの車体に機器を詰め込んだため、電動発電機を冷房を積めるような大容量のものを載せることが出来なかった。そのため、架線電圧の1500Vで動作する冷房装置を導入することとなった。

これは600Vなどの低圧では前例があったものの、1500Vでは前例がなかったため、Wikipediaでは、コロンブスの卵的発想と紹介された。


引退

機器が旧型であったことや、他の車両が西武の中古車である20m級2両編成の大型車に変わり、朝ラッシュ時や休日では16m級1両では収容力に難があったため、2015年5月末をもって営業運転から退いた。

今後も引き続き機関車代用などで使用される予定である。


車両一覧

221

機関車の老朽化と、ATS未設置など、基準に適合しなくなったため、ジャンパ栓受追加や、抵抗器の追加で低速運転に最適化され、機関車代用として使用されている。

222

末期はレオマークの緑の縁がなくなっていた。

2014年3月末除籍

223

末期は他車がラッピングや改造などされる中、唯一標準的な姿を保ち続けた車両。

224

「Mother lake 琵琶湖」塗装車。

2013年の団体臨時列車運転後に故障し、本線復帰しないまま除籍された。

2014年3月除籍

225

おーいお茶ラッピング車。

2015年3月13日の定期運転最終日に運行された車両。

226

スノープラウを装備している。

2015年5月31日の220形メモリアル号で運行された車両。

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