高野線
こうやせん
南海電鉄の鉄道路線。難波~極楽橋間。本来は汐見橋~極楽橋だが…。
概要
難波から大阪府南東部、和歌山県北東部を結ぶ路線で、橋本から南は高野山を登っていく。
路線性格としては難波~橋本間が通勤・通学路線として機能する典型的な郊外電車であるのに対し、橋本~極楽橋間は最大50パーミルもの急勾配と急カーブが連続する山岳ローカル路線となっている。
本来は汐見橋が起点で同駅から岸里玉出が高野線であるが、現在は汐見橋~岸里玉出は通称汐見橋線と呼ばれている。
運行形態
各駅停車、の他に準急、区間急行、急行、快速急行がある。いずれの種別も日中に運行されているが、準急は基本的に中百舌鳥から泉北高速鉄道へ入り、河内長野方面では平日のみ運行(朝ラッシュ時に上り4本、深夜に下り1本)。逆に区間急行も通常は河内長野方面のところ和泉中央始発が平日のみある(朝ラッシュ時に上り4本)。
特急は有料・全車指定席で難波~橋本間の「りんかん」と難波~極楽橋間の「こうや」があるが、橋本以北での停車駅は同一である。
なお、難波からの電車で極楽橋まで行くものは特急以外では1日数往復程度であり、それ以外は橋本で乗り換えとなっている。橋本~極楽橋間の区間列車は2両編成で運行されるもののみワンマン運転となっている。
なお、路線性格の違いで17m・2扉車両と21m・4扉車両が混在し、4扉車両は橋本以北のみで運行。
17m車は「ズームカー」という愛称が付けられている。
21m車は日本初の20m級4扉ステンレス車両である6000系が、新製されてから50年以上経った現在でも1両も廃車・譲渡・転属されることなく活躍を続けていることで知られている。
高野線は南海本線と比べて踏切の数が少ないため、ステンレス車がその黎明期から積極的に投入されていた。
駅
駅名 | 読み | 乗り換え |
---|---|---|
難波 | なんば | 地下鉄御堂筋線・四つ橋線・千日前線、近鉄奈良線、阪神なんば線 |
今宮戎 | いまみやえびす | - |
新今宮 | しんいまみや | JR大阪環状線・大和路線、阪堺線 |
萩ノ茶屋 | はぎのちゃや | - |
天下茶屋 | てんがちゃや | 南海本線、地下鉄堺筋線 |
岸里玉出 | きしのさとたまで | 汐見橋線 |
帝塚山 | てづかやま | - |
住吉東 | すみよしひがし | 阪堺上町線 |
沢ノ町 | さわのちょう | - |
我孫子前 | あびこまえ | - |
浅香山 | あさかやま | - |
堺東 | さかいひがし | - |
三国ヶ丘 | みくにがおか | JR阪和線 |
百舌鳥八幡 | もずはちまん | - |
中百舌鳥 | なかもず | 泉北高速線、地下鉄御堂筋線 |
白鷺 | しらさぎ | - |
初芝 | はつしば | - |
萩原天神 | はぎはらてんじん | - |
北野田 | きたのだ | - |
狭山 | さやま | - |
大阪狭山市 | おおさかさやまし | - |
金剛 | こんごう | - |
滝谷 | たきだに | - |
千代田 | ちよだ | - |
河内長野 | かわちながの | 近鉄長野線 |
三日市町 | みっかいちちょう | - |
美加の台 | みかのだい | - |
千早口 | ちはやぐち | - |
天見 | あまみ | - |
紀見峠 | きみとうげ | - |
林間田園都市 | りんかんでんえんとし | - |
御幸辻 | みゆきつじ | - |
橋本 | はしもと | JR和歌山線 |
紀伊清水 | きいしみず | - |
学文路 | かむろ | - |
九度山 | くどやま | - |
高野下 | こうやした | - |
下古沢 | しもこさわ | - |
上古沢 | かみこさわ | - |
紀伊細川 | きいほそかわ | - |
紀伊神谷 | きいかみや | - |
極楽橋 | ごくらくばし | 高野山行きケーブルカー |