概要
ニューメキシコ級はアメリカ海軍の戦艦である。
本級はペンシルヴェニア級に次いで整備された戦艦で、前級より一層の攻撃能力拡大を狙い、当初は16インチ砲の搭載なども検討されていた。
しかしながら、議会側から提示された予算内ではそれが困難であったため、主砲口径は14インチに据え置きとし、かわりに砲身長を拡大することで妥協した。
防御能力に関しての改善点はなく、前2級と動揺であるが、
凌波性向上のため、船体形状をクリッパー型とし、また1番艦ニューメキシコには電気推進機関を導入するなど、様々な工夫が凝らされた艦級でもある。
また海軍休日時代に米戦艦中最大規模の改装が施され、他艦とは決定的に異なる艦容を有したり、戦後には試験艦として艦対空ミサイル開発に貢献するなど、米戦艦の中でも興味深い経歴を持つ艦級である。