劇場アニメ「鋼の錬金術師 嘆きの丘の聖なる星」を指す。略称はミロス、ミロ星など。2011年夏季に公開された。
概要
キャッチコピーは「ついに語られる禁断の絆の物語。」
鋼の錬金術師を下敷きにした作品だが、ストーリーは漫画にはないオリジナルのものとなる。
各作品内で完結を果たしている原作漫画、2003年版アニメシリーズ、2009年版アニメシリーズなどの続編ではなく、エルリック兄弟の旅の途上での物語。
エドワードは右腕に機械鎧をつけた姿、アルフォンスは鎧の姿で登場する。キャラクターデザインは今までのアニメシリーズのものとは異なり、一新されている。
キャストは、2009年版アニメの声優が継続されており、監督や脚本などメインスタッフは大きく変わるが、2009年版から継続するスタッフもいる。
時系列上は既に登場しているホムンクルスとシン国人が一切登場しない事、ロイ・マスタングなど軍人たちの活躍がほぼない事、オリジナルキャラクターの活躍が主で、主人公であるエドたちですら食われ気味な事などから、旧来のファンからは否定意見も多い。アクションシーンの迫力は評価された。
興行上はアニメ映画としては成功と言える成績を納めた。
オリジナルキャラクター
ジュリア・クライトン レジスタンスに所属する16歳の少女。
メルビン・ボイジャー 未知の錬金術を使う26歳の青年。
ミランダ ジュリアの所属するレジスタンスのリーダーの女性。
ピーター・ソユーズ アメストリス軍少佐。テーブルシティを預かる軍人。
ハーシェル中佐 クレタ軍の国境警備軍の指揮官。