『私は薙切アリス 君たちの頂点に立つ者の名前よ』
概要
CV:赤崎千夏
遠月茶寮料理學園高等部1年の女子生徒。
薙切えりなのいとこにあたる。日本とデンマークのハーフで、母は「薙切インターナショナル」の統括者でもある薙切レオノーラ。容姿端麗で、髪の色はツヤのある美しい銀色、高校生にして大変グラマラスなプロポーションを持つ。側近は北欧で拾ってきたらしい黒木場リョウ。
えりなは気難しい性格なのに対し、比較的おおらかで社交的な性格。だが、自分の料理に対する絶対的な自信や他生徒を見下す態度は変わらない。食材も味と見た目と美しさにこだわるところまで同じである。
その反面、リョウに妙な演出をさせたり、ちょっとした事で喚き出す等、えりな以上に子供っぽい面を見せる事もしばしばある。
「薙切インターナショナル」で学んだ最先端の理論に基づく分子ガストロノミーと最新の調理器具を駆使し、常人の理解が及ばない斬新な料理を作り出す。彼女が調理をする姿は料理というより科学の実験のようである。
高等部1年の中から選ばれた者同士がその腕を競い合う秋の選抜では、舌の肥えた食通たちすらその味を表現しきれないほどの未知なるカレー料理を作り、A・Bブロック併せて最高得点となる95点を獲得してBブロックを1位で通過する。
決勝トーナメントでは、1回戦で幸平創真と「弁当」で対決。
アリスは料理の水分を応用し、器の中に霧が立ち込めたように見える不思議な「霧の弁当」を作り上げるが、味を追求した高級食材にこだわって作った結果、弁当本来のキーコンセプトである「保温」や「親しみやすさ」からかけ離れた内容のものとなってしまい、そこを審査委員長を務めた仙左衛門に指摘される。
結果として、創真が作り上げた保温容器入りの温かい海苔弁当を口にした瞬間、自分の弁当になかった「温かみ」に心打たれることとなり、敗退した。
なおこの時、心打たれたあまり脱力してその場に倒れていたところを、創真に手を差し伸べられて、ありがとうと言おうとして慌ててツンデレっぽい台詞を怒鳴ってごまかした。
えりなとの関係
5歳までは同じ屋敷で暮らしていたそうだが、意地悪ばかりされていたため、現在は仲が悪い…かと思われたが、二人だけの時はわりと普通に会話していたり夏休みにプールに一緒に行ったりと、私生活においては決して険悪というほどの間柄でもない様子が窺える。
しかし、小さいころから周りの大人は自分ではなくえりなに近づこうとしているのを幼心に感じ取り、自分に注目してほしい、認めてもらいたいという気持ちからえりなに対抗心を抱く。
その後「えりなに負けない、私だけの武器を」と分子ガストロノミーの技術を身に着けるべく北欧へ渡り、権威あるコンクールでの入賞や数多くの特許の取得など数々の実績を打ち立て、帰国して遠月に編入した。
彼女が「分子美食学の申し子」「正真正銘の天才」「十傑入りに最も近い」と言われるほどの技術を身に着けたのはえりなの影響が大きいと考えられる。
黒木場との出会い【ネタバレ注意】
彼女とそのお付きが出会ったのは北欧でのこと…二人はまだ小さな子供だった。
薙切インターナショナルの研究員が「最近賑わっている店がある」と話していたのを聞いたアリス。
「貪欲にいろいろな味を」とその店にむかった。そこにいたのは幼き日の黒木場。当時は今の気の抜けたような性格とは違い、バンダナがなくとも気性が荒かった。
アリスがその店に入った時はアイドル・タイム(準備中)だったので追い出そうとする黒木場の言うことを綺麗にスルーし、シェフに会いたいというアリス。そこで黒木場は…
『この店のシェフは、俺だ』
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