概要
遊園地「甘城ブリリアントパーク」内にあるアトラクションの「エレメンタリオ」のことを指す。
または施設内で働くミュース、シルフィー、コボリー、サーラマの4人の精霊たちのことを指したりもする。
ワイヤーアクションを取り入れたダンスパフォーマンスに加え、遊園地には似つかわしくないほど過激な露出度の衣装で(主にお父さんがたや大きなお友達の)人気を博している。女性客からはあまり芳しい顔をされていないようだが、支配人の可児江西也が言うには「4人の愛嬌のお陰で、苦笑いで済まされる程度の反感に留まっている」模様。
原作小説ではアトラクションの名前が「アクワーリオ」となっていたが、7巻から「エレメンタリオ」に改められた。
特に改名の経緯が語られるでもなく、のっけから(1ページ目冒頭から)「エレメンタリオ(旧名アクワーリオ)」とだけ書いておしまいである。
後書きにて「ややこしいから改名した」旨が記載されている。
原作7巻は彼女達が主役を張っており、冒頭で「エレメンタリオ」にまつわるあまりに重大な秘密が明かされる。
アニメ第9話「チームワークが生まれない!」
彼女たち4人のメイン回。新しいステージの練習をしていたもののまったく呼吸が合わず無様な演技を披露し、監督していた可児江西也らにダメ出しされるところから始まる。
その日の夕方、ラティファ・フルーランザとモッフルの計らいにより4人の親睦を深めるためメープル城のラティファの部屋にて食事会が開かれるのだが、4人はひょんなことからメープル城の自動迎撃システムを作動させてしまう。
24時間後には自動停止するものの、これでは翌日の土曜日は休業せざるをえなくなってしまう。そのため、城内に閉じ込められた4人が内部から緊急停止スイッチを押すことになった。しかしそのためには、4人で様々な試練を乗り越えなければならなかった。
第一の試練
「カラオケで4人で合計300点以上を目指せ!(1人あたり100点満点)」である。失敗した場合は電撃ショックのお仕置き(骨が透けて見えるほどの強烈なもの)が課される。
音痴なサーラマが足を引っ張ったものの、歌が上手いミュースがカバー(2回目は100点を獲る)しクリア。
ちなみにこの時歌ったのは、シングル「エレメンタリオで会いましょう!」のカップリング曲「素晴ラシキFAN!TASY」である。
第二の試練
「ダンスで4人で合計300点以上を目指せ!(1人あたり100点満点)」である。失敗した場合は天井から小麦粉が降ってくる。
ここでは運動神経が鈍いコボリーが足を引っ張るも、抜群の運動神経を誇るシルフィーがカバー(3回目は99点を獲る)しクリア。
第三の試練
「タイピングの早さで合計300点以上を目指せ!(1人あたり100点満点)」である。失敗した場合は天井から金ダライ(コントで使うようなやたら大きいもの)が降ってくる。
タイピングが苦手なミュースが盛大に足を引っ張ったが(なんと20点!第一のサーラマ、第二のコボリーでも40点台だった)、サーラマが第一の借りを返さんとばかりに鬼のようなタイピングを披露し点数をカンストさせ、150点をたたき出しクリア。
第四(最後)の試練
4人が別々の部屋に入れられる。部屋の中のモニターにタッチすると、
「四人の中から犠牲にする一人を選べ!なお、合計が一票以下の場合は無効とする」
の文言が表示され、その直後、4人の画像が表示された。そして4人の頭上からドリルが迫ってきた(指名された数が一番多い者がドリルの犠牲になる)。
全員が一票以下なら全員が助かる(全員が自分に投票すれば最も生存確率が高い)が、誰か1人でも裏切れば誰かが犠牲になるという極限状況だったが、ミュースが苦悩した結果自分に票を入れるとドリルが止まった。そして部屋の外に出ると、シルフィー、コボリー、そしてサーラマの姿があった。すなわち、4人は試練を全てクリアしたのである。
4人は歓喜の声を上げて抱き合った。彼女たちにチームワークが生まれた瞬間だった。
4人が試練をクリアしたその日、彼女たちが演じた新しいステージ「4つの試練」は大成功に終わった。