CV:内山昂輝
概要
甘城高校2年4組、16歳。
眉目秀麗、成績優秀、運動神経抜群。
多芸多才で器用。大抵のことはなんでも上手くやれる。
ただし異常なナルシスト。周囲が引くほどに自分が大好き。
常に人をバカにした、いわゆる「俺様キャラ」な態度を取っており、そのため友達も彼女もいないしつくろうともしない。昼休みは一緒に過ごす相手がおらず、いつもぼっち飯。わざと人を遠ざけるために振る舞っているらしいが、目上の人間に対してはきちんと敬語を使う。
転校してきたお堅い巨乳美少女・千斗いすずに、いきなりどこぞの黄色い魔法少女のような装飾過多なマスケット銃を突きつけられ、ダメなデートスポットの代名詞・「甘城ブリリアントパーク(甘ブリ)」へと連れ出される。
パークを回る中で見せつけられた、「残念」を通り越していっそ「悲惨」な園内の様子にイライラを募らせ、終いには甘ブリの総支配人・ラティファ・フルーランザから「この滅亡寸前の遊園地を、あなた様に建て直して欲しいのです」という無茶苦茶な要求を突き付けられる。当然ながら断ろうとする西也だったが、甘ブリの惨状を目の当たりにして我慢ができず、やってやろうじゃないかとばかりに期限付きで引き受けることに。
お告げで選ばれるだけあって、高校生離れした才覚でテーマパーク再建を推し進め、芸能界で得た知恵と経験を活かし、一筋縄ではいかない甘ブリ運営に奮闘する。
子役時代
かつて役者の世界で天才子役・児玉誠也として名を馳せるも、5年前に突如として引退。
仕事のキャンセルを食らった事務所や企業には大きな損害が出た。「学業と家族との生活に専念したいから」という理由で引退をしたが、本当のところは不明。
魅力も演技力もずば抜けていて、ピアノを弾けばプロ級、歌唱力も抜群、ちょっと生意気だけど根は素直、大物芸人との掛け合いも絶妙。大人の思い描く理想の子供として、CMやドラマで引っ張りだこだったそう。
魔法
支配人代理就任に際し、リアル魔法の国出身であるラティファから魔法を一つ授けられており、相手一人につき一回限り、相手の考えていることを読み取ることができる能力を持つ。
効力そのものは非常に有用であるものの、一度使ってしまった相手には効果がなくなってしまう
ため、支配人としてやっていくうえで、使いどころを考える必要のある「切り札」として使うことにしている模様。
……なお、西也はゲームに興じる際、強力なアイテムを手に入れても「後にとっておこう」と温存したまま、気が付けばゲーム終了まで通常ショットで進めていたようなタイプであるため、その能力を使うことは滅多にない。
家庭・学校における事情
両親の離婚を経験しており、元の名字は「久武」。「可児江」は母親の旧姓。
現在は、保護者である叔母・久武藍珠のもとで暮らしており、父親のもとで育てられている妹がいる。
幼い頃から天才子役として芸能界で仕事に明け暮れていた反動や、離婚による家族離散の影響もあってか、およそ友達づきあいというものが不得手。学校でクラスメートに囲まれてはいても、気安く会話のできる「友達」と呼べるような存在は殆ど居らず(今の学校では辛うじていすずや、後輩にしてパークにおける部下でもある中城椎菜ぐらいか)、ともすれば高慢ともとれる上述の態度はその裏返しに近い。ちなみに、トイレランチ経験者でもある模様。
毎日が火の車な「甘ブリ」の経営に携わり始めてからは日常でも商談や業務で多忙になり、学校も休みがちになっていることから出席日数や単位が危うくなり始めており、そこら辺を担任教師に心配されてもいる。