CV:藤井ゆきよ
人物像
甘城市にある寂れた遊園地「甘城ブリリアントパーク(甘ブリ)」の支配人。
金髪碧眼で色白な少女で、薄桃色のフリル調のドレスを身に纏っている。
その正体は、「メープルランド」という魔法の国の第一王女であり、彼女の体調を気にかけるモッフルは叔父にあたる。千斗いすずの上司的存在。動員数が不足し、閉園寸前の危機を迎えた遊園地を救うために「神託」で選ばれた高校生の可児江西也を頼り、彼に支配人代行として甘ブリの再建を依頼する。
キャストとの対立を招きやすい可児江西也や千斗いすずをフォローするなどして陰ながら甘ブリの再興に貢献している。
盲目(アニメでは特に盲目という描写は見られない)で体も弱いが、それはとある「呪い」を体にかけられているため。コロッケ作りが得意だったり、エレメンタリオの親睦会にすき焼きを振る舞ったりと、何故か庶民的な料理に通じている。
コロッケの味に関しては絶品と言ってもよく、西也が初めて食べた際に思わず瞬く間に3個も平らげてしまうほど(ちなみに一度ラティファと業務を入れ替わったミュースがコロッケ作りを行なった際はあまりの量に全くこなせずパンクしてしまった)。
名前の元ネタはクィーン・ラティファ。
関連項目
甘城ブリリアントパーク 可児江西也 千斗いすず モッフル ティラミー マカロン(甘ブリ) エレメンタリオ ドレス フリフリ フリル
以下ネタバレ注意
彼女にかけられた「呪い」は故国に現れた巨大なドラゴンの退治をとある魔法使いに依頼した際、恩賞として魔法使いに彼女を嫁がせることを父王が約束、しかし、魔法使いがいざドラゴンを追い払うと父王は約束を破って軍隊を魔法使いに差し向けたことから始まる。
怒った魔法使いは彼女に「呪い」をかけ、人々の喜び、笑いによって作られる一定の「エレメンタル」が得られないと「記憶」と「年齢」がリセットされ、それが断たれると最終的には命を失うことになるという、非常に厄介なものとなっている(つまり呪いがなければ西也やいすずよりも年上である)。
アニメ版ではアニムス(大勢の人々の楽しい気持ち)がより集まったことでラティファの呪いが緩和されたという理由(いすずによる考察)によって記憶も年齢もリセットされることなく西也達のことも忘れずに済んだ。
ちなみに原作では、ラティファの記憶の集合は、西也は「いちばん大切で、大好きな人」であり、その西也の「楽しいと思う気持ち」が無くなっていたことがラティファの体調不良に繋がっていたことが語られた。