エメリナ
えめりな
概要
イーリス聖王国の聖王と呼ばれる女性であり主人公であるクロムやリズの姉にあたる人物。
非常に心優しい性格である。
まだ幼い頃、聖王であった父が急逝したため、十歳になる以前に聖王に就いた。王家の証である聖痕は額にある。
先王によって、本編開始時から15年前の聖戦をはじめとした、負の遺産を負わされ、その清算に奔走してきた過去を持つ。
14の時に、民衆から石を投げられ、大けがをしたなどの事件があったが、国民からの不振にめげることなく、非戦や平和への想いを説き続けた結果、地に落ちた国民からの信頼を回復させるまでに至った。
本編開始時の年齢は24歳。
ペレジア王国との戦争をなるべく避けようとしていた。
ファウダーによって暗殺されそうになるが謎の少年剣士マルスの奮闘により死亡を回避するが、序盤での出来事により戦争が不可避となりイーリス王都を一度離れようとする。
しかし王都が襲われていることを知り引き返すが直後、ペレジア王国に拉致される。
処刑寸前にクロム達が止めに入ろうとするが救出作戦は失敗。
最終的にはイーリスの民やクロム達のみならず、ペレジアの民をも案じながら自ら崖から飛び降り死亡した。
しかしながら彼女が遺した言葉は、結果的にペレジア兵の戦意を削ぎ、ギャンレルの敗北を早める結果となった。
※ここから先はネタバレなので閲覧注意！
…が、2012年5月31日配信の配信外伝マップでまさかの生存が確認される。
死にシビアな『FE』シリーズの概念をぶち壊すジャンプ級の生存劇だったが、
記憶喪失になってしまった上に、片言でしか話すことが出来なくなってしまっている事実はクロムやプレイヤー達を苦しめた。
「忘却なくして幸福はあり得ない」（アンドレ・モーロア 1885～1967）というが…。
しかしよくよく考えてみりゃ、本作自体初っ端からもう一人の主人公である（ルフレ）は記憶喪失状態で、後に残酷な事実を突きつけられることになるのである。
むしろエメリナの不幸はその本心と周囲との剥離にあるだろう。クロムたちはエメリナを重圧から解放するための忘却と捉えて納得しようとする。が、エメリナは断片的には以前の境遇を覚えており、守られる立場がいやなのである（レベルアップ時のつぶやき）。
外伝「幸福な少女」を彼女を生存させてクリアすると仲間になる。参入クラスは「賢者」LV10。
第6章で登場した時は上級職とは思えないほど弱いパラメータだったが、相応に強化されている。
「軍の中で一番打たれ強い」らしい。描写を見るとなんとなく納得できる話だが、
ユニットとしては魔法職故対物理攻撃に結構脆く、しかも登場面では敵のレベルが上級職Lv.20のオンパレードであるため迂闊に動こうものなら1ヒットキルされる事だろう。「レスキュー」は準備しておきたい。
そして上述の失われた記憶に起因し弟と妹と支援を組むことができない。
よって専用会話はマップ上の会話かイベントでしかできない。
ただイベントでの相手の専用セリフがマイユニ以外に与えられていたりする他、
相変わらずマイユニ♂と結婚可能。クロムの義兄になりたい人はぜひ。