桜餅

さくらもち

桜にちなんだ和菓子。地域により指す物が異なる。

概要

桜の葉（塩漬けしたもの）を包むように巻いた和菓子。

おむすびの海苔や目張り寿司の高菜のように桜の葉で表面を完全に包むことは滅多になく、本体を一巻きできる程度の大きさの葉を一枚だけ使うことが多い。

西日本のほとんどの地域でいう「桜餅」。

もち米を蒸してから乾燥させたものを砕いて作った干飯の一種「道明寺糒（どうみょうじほしい）、道明寺粉」を桜色に染めてから蒸したもので小豆餡を包んで、それに塩漬けした桜の葉を巻く。

関東とその近辺、東北地方の大半、山陰地方などでいう「桜餅」。道明寺桜餅と共存している地域もある。

小麦粉などを溶いてから焼いた、薄めのあんまきのような形をした生地で小豆餡を巻くように包み、それに塩漬けした桜の葉を巻く。生地は桜色に染めていないことが多い。

道明寺桜餅より地域限定型の食べ物であり、はんぺんやちくわぶに次いで、よその出身者が東京で受けるカルチャーショックとしては代表的なものかもしれない。