リザ・ブレンナー
りざぶれんなー
概要
CV:羽吹梨里(CS版)/彩世ゆう(PC版)
身長:174cm 体重:57kg 階級:少佐相当官
B:93cm W:60cm H:91cm
序列 | 第十一位 | ルーン | 輪廻 |
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魔名 | 大淫婦 | 大アルカナ | 星 |
生年月日 | 1915年2月11日 | 占星術 | 宝瓶宮 |
位階 | 形成 | 発現 | |
聖遺物 | 蒼褪めた死面 | 武装形態 | 事象展開型 |
聖槍十三騎士団・黒円卓第十一位。
魔名は「大淫婦(バビロン・マグダレナ)」。
仲間内からは「バビロン」と呼ばれており、旧知のヴァレリアは「リザ」、親友であるエレオノーレは「ブレンナー」と呼んでいる。また、蓮からはシスターと呼ばれる。
軍属ではないが、少佐相当の地位と権限を有する。
騎士団の中でも数少ない良心的な性格。
心の底では自分の大義のために人を殺す事に葛藤しながらも、それに対して何もしようとしない偽善者で、本人もそれを認めている。
全登場人物中、容姿だけでなく性格も最も「女性らしい」女性であると言え、表向きは「女性らしくない」エレオノーレとは対極的。
カール・クラフトから魔名と共に「死体しか愛せない」という呪いを授かっている。
来歴
エレオノーレとはユーゲント時代からの知り合いである。
学業の成績はもちろん、「どっちが早く起きたか」が高じて数日眠らないなど、下らないことでも張り合い続けたライバルとも言える関係。
エレオノーレが「女性らしくない」軍人としての道を選ぶならば、「女性にしかできない」仕事、子を産むことで自分の戦いをしようと優生学研究機関であるレーベンスボルンに入る。
その後、レーベンスボルンで超能力を持った子供を生み出す研究などを行っていたが、その過程で数多の子供たちを犠牲にしてしまったことを強く後悔しており、ラインハルトの黄金練成によって子供たちを復活させる事を目的として騎士団に参加している。
能力
聖遺物は事象展開型の『青褪めた死面(パッリダ・モルス)』。
位階は形成であり、赤子の顔面の皮膚を幾重にも重ねて作られた仮面。
名前の由来は「青ざめた死は、貧者の小屋も、王者のそびえ立つ館も等しい足で蹴りたたく」というラテン語の格言。
攻撃性能は一切持たないが、仮面を装着した死体を自在に操る能力を持つ。基本的に、自立行動が出来ないトバルカインに操作する事でリザ自身の戦力不足を補っており、トバルカインを仮面の内部に格納して必要な時に展開する事ができる。
ただし、操作する対象がリザの有視界内にいなければ制御が十分に行き届かない。
なお、形成位階にも関わらず詠唱がある珍しい例である。
詠唱
天が雨を降らすのも 霊と身体が動くのも
Daß sich die Himmel regen Und Geist und Körper sich bewegen
神は自らあなたの許へ赴き 幾度となく使者でもって呼びかける
Gott selbst hat sich zu euch geneiget Und ruft durch Boten ohne Zahl
起きよ そして参れ 私の愛の晩餐へ
Auf, kommt zu meinem Liebesmahl――
以下ネタバレ
正体
ゾーネンキント作成のための研究の結果「異常な存在を生み出すには異常な存在を親にすればいい」という結論に達し、実験のために一時的にラインハルトが魂を肉体から離していた隙を見て蒼褪めた死面を使い、彼の肉体(魂のない肉体=死体)を操る事で自ら彼の子を宿した。
この時に誕生した双子が後のイザークとヨハンであり、リザこそが歴代のゾーネンキントの始祖なのである。
ラインハルトとよく似ていたという理由でイザークをゾーネンキントとして捧げてしまった事に後悔し、せめて残るヨハンだけは普通の人生を歩んでもらいたいと密かに彼を死んだ事にして国外へと逃がした。
しかし、その母の愛すらもカール・クラフトの掌の上であった。
ラインハルトを復活させて黄金練成を行うという事は自らの血を分けた子孫であり、自らが育ててきた娘である玲愛を生贄に捧げるという事。
彼女も「子供たちを救うために自らの子供を犠牲にする」という矛盾に気づいてはいるが、それを止める事も積極的に事を進めることもできず矛盾を抱えたままでいる偽善者であり、それは本人も自覚している。
その為、彼女が黄金錬成の真実(子供達をまとめてラインハルトの戦奴にしてしまう事)を知ってしまった場合、自らの選択に疑問を抱く事になる。