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レイジングループの編集履歴

2016-02-26 23:42:38 バージョン

レイジングループ

れいじんぐるーぷ

『レイジングループ』とは、ケムコ制作のスマートフォン向けテキストアドベンチャーゲームである。ジャンルはホラーサスペンス。

ゲーム概要

「人狼ゲーム(汝は人狼なりや?)」を題材に、因習の残る村を舞台とした和風ホラーにアレンジした長編ノベル。

dwangoとのコラボレーションにより、主題歌とキャラクターボイスが実装されている。


App storeおよびGooglePlayで配信中の他、auスマートパスでも配信が開始された。

メインルート+αまで無料で試読でき後から本編の追加購入が可能な通常版と、エクストラコンテンツを全て含めた有料版が配信されている。


ゲームシステム

バックログ・既読スキップ等のノベルゲームの基本的機能の他、詳細なシナリオチャートがあり、頻繁なセーブをしなくてもエンディングを回収できる。

バッドエンドを迎えた場合、ヒントコーナーを覗くことでアドバイスが得られる。後からヒントを見返すことも可能。


特徴的なシステムとして、一部の選択肢は特定の「KEY」がないと選択することができない仕様となっている。「KEY」は、主に主人公が死亡した場合に取得可能のため、何度もバッドエンドを繰り返してのクリアが前提となっている。

さらに、真エンディングまで読了すると「暴露モード」が解禁される。オンにすると、他キャラクターの心境や主人公不在の会話シーンが追加され、主人公視点では知りえなかった謎を解明できる。


また、性質上残虐な文章表現を含むため、設定で一部の表現を伏字にできる機能がある。


ストーリー

主人公の青年・房石陽明は、バイク旅行中、山中で道に迷って事故を起こし、帰省中の大学生・芹沢千枝美に助けられ奇妙な風習の残る寒村・休水(やすみず)集落に入る。早々に立ち去ろうとするも、突如立ち込めた霧と住人らのパニックに巻き込まれてしまう。

混乱の中、千枝美は公衆トイレに陽明を案内し、一晩鍵をかけて隠れているよう告げる。しかし好奇心に負けて外に出てしまった陽明は、「人狼」を目撃しそのまま殺害されてしまう。


しかし死亡したはずの彼は、断片的な記憶を持ってバイクで迷っていた時点までループしていた。

その晩、陽明は人狼による殺害を回避する。


休水に伝わる伝承によれば、夕霧立つとき、かつてひとに殺害された神の使い「おおかみ様」が黄泉がえり、住人に紛れてひとを殺害するのだという。

ひとは、住人に紛れたおおかみを探し出し、「黄泉忌みの宴」と呼ばれる協議によって処刑しなければならない。

陽明は「宴」の中で何度も死に戻りながら、集落の謎を解明していく。


「黄泉忌みの宴」

住人に紛れ込んだ「おおかみ」を話し合いで処刑する儀式。

宴で語られるルールは以下の通り。

・参加者の中に、「おおかみ」が2人または3人紛れている。おおかみの人数は予め示される。

・ひとには「へび」「さる」「からす」「くも」の4種の守護獣の加護が与えられる。「さる」のみ2人であとは1人ずつ。

・「へび」は一晩につき1人、他者がおおかみかひとかを知ることができる。

・「さる」はもう一人のさるが誰であるかを知らされる。

・「からす」は、その日に私刑にかけられた者がおおかみかひとかを知ることができる。

・「くも」は一晩につき1人、他者をおおかみの襲撃から守ることができる。

・誰に加護が振り分けられるかはランダムである。

・協議によって1日に1人私刑にかけることができる。

・おおかみは一晩に1人、ひとを殺害する。

・おおかみがひとを全員殺せばおおかみの勝ち、おおかみを全滅させればひとの勝ちとなり宴が終了する。

・ルールに反した場合、「けがれ」と呼ばれる超自然的な死が山の神から与えられる。


詳細は異なる点もあるが、基本は一般的な人狼ゲームのルールを踏襲している。

しかし、実際に人命が掛かっていること、見知った住人同士での騙り合いになることから、通常の人狼ゲームでは起こりえない展開が繰り広げられることとなる。


登場人物

房石陽明(ふさいし・はるあき)

主人公。人当たりは良いが飄々としており、真意が読み辛い人物でもある。


芹沢千枝美(せりざわ・ちえみ)

休水集落に帰省中の大学生。

明るく社交的な性格であり、年下の学生達から慕われる一方、集落の年長者とは確執もある様子。


回末李花子(うえまつ・りかこ)

どこか神秘的な雰囲気のある神職の女性。アルビノである。

休水集落の属する自治体である藤良村の名家、回末家の末裔。自らの意志で休水集落に暮らしている。


巻島春(まきしま・はる)

女子高生。伝承の「けがれ」や「かみさま」に、人一倍敏感に反応する。

祖父の巻島寛造との関係はあまり良好ではない。


織部泰長(おりべ・やすなが)

男子高校生。真面目で頭の回転が速く、高校生メンバーのまとめ役的存在。

「宴」でも発言の中心となることが多い。


醸田近望(かもしだ・ちかもち)

男子高校生。感性が独特な自由人、一言で言えば変わり者である。私服はピンクのワンピースにリボン。

鋭い直感の持ち主。


織部義次(おりべ・よしつぐ)

男子中学生。いわゆるヤンキーといった外見で、周囲と反発しがちである。学校も欠席が多い。

直情的に行動に出てしまうことがある。


室匠(むろ・たくみ)

農業に従事する男性。どの世代とも気安く話せる稀有な存在であり、仲間意識が強い。

織部かおりに好意を寄せている。


織部かおり(おりべ・かおり)

共同食堂を切り盛りする穏やかな女性。未亡人。

織部泰長・織部義次の母。二人の息子達を何よりも大切に思っている。


能里清之介(のさと・きよのすけ)

藤良村の名家、能里家の次男。医師免許を持つ無職。

嫌気を買いやすく他の住人達から軽視されがちである。室匠の後輩。


馬宮久子(まみや・ひさこ)

マイナーフードを専門に扱うフリーライター。取材で休水集落を訪れる。

オカルト方面の知識も豊富に持つ。ペンネームは「宝生キューコ」。


橋本雄大(はしもと・ゆうだい)

巨漢のカメラマン。馬宮久子の仕事上のパートナーとして休水集落を訪れる。

仕事中は寡黙だが、プライベートでは社交的な人物。妻子持ち。


巻島寛造(まきしま・かんぞう)

猟師を業とする男性で、巻島春の祖父。

厳格な性格で、発言力も強い。休水集落を実質的に統率する。


山脇多恵(やまわき・たえ)

農業を営む年配の女性で、休水集落の名代。信心深く、休水の伝承に詳しい。

若年層とは対立しがちである。


めー子

陽明が休水を訪れる前日に集落に迷い込んだ幼い女の子。名前を言わずめぇめぇと泣くためこのように呼ばれている。

伝承と相まって住人らからは不吉な存在とみられている。回末李花子が世話をしている。


狼じじい

本名・年齢不詳の徘徊老人。「おおかみがくる」と連呼しては悪戯するためこのように呼ばれている。

しばしば醸田近望とつるんでいる。


関連タグ

ループもの 殺人ゲーム

ケムコ 鈍色のバタフライ トガビトノセンリツ 黒のコマンドメント デスマッチラブコメ

外部リンク

公式サイト

おやすみどころ 公式によるネタバレ可の掲示板

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