マングースとは、食肉目マングース科の哺乳類である。
「ネコイタチ」の異称をもつ。
概要
アフリカ・インド・東南アジアに分布する。
外見はイタチに似ているが、瞳孔がヒツジのように横長に伸びるのが特徴。霜降りの灰褐色の毛に覆われる種が多いが、体色は変化に富む。雑食で、昆虫・木の実・小動物・魚・甲殻類・卵など何でも食べる。
通常「マングース」と言えばインドマングースを指す。
インドマングースは頭胴長45cm、尾も同じくらいの長さ。毛は柔らかく、暗褐色の霜降り状。捕食性が強くヘビ・ネズミ・トカゲ・小鳥などを食う。インドマングースはその食性から、南西諸島にハブ退治の目的で導入されたが、寧ろハブではなく希少動物のアマミノクロウサギやヤンバルクイナを食べてしまったため、今では逆に駆除の対象となってしまっている。
同様の例はジャマイカなどでも起きており、土着の生態系を撹乱する由々しき事態に発展している。
関連タグ
ジャコウネコ(分類上極めて近い類縁関係に有る)