概要
星十字騎士団の“D”。飄々とした物腰で、常に冷静かつ慎重に行動する男。
「見えざる帝国」の二回目の侵攻で技術開発局に侵入するも、星十字騎士団員が影から自由に出入りできることを看破し、局長室や自分にも影が出来ないよう対策を施した涅マユリが現れた為、マユリのことを面倒な相手と認識して撤退、交戦はしなかった。
その後、霊王宮においてユーハバッハの親衛隊として、瀞霊廷を襲撃していた騎士団の中で唯一召喚される。
他の騎士団員が特殊能力主体で戦う中、武器として久しぶりに弓を持ち出した。他の親衛隊が二枚屋王悦に一撃でやられる中、攻撃をぎりぎりで躱しており、能力に頼らないその実力がうかがえる。
能力
致死量(The Deathdealing )。
生物が物体をどのくらい摂取すれば死亡するかの値を致死量という。
たとえばふぐ毒、テトロドキシンは0.01mg、ニコチンは1~7mgである。(この数値は条件を管理した生物に投与した場合半数が死亡するという半数致死量である)
アスキン・ナックルヴァールの能力は個体ごとの摂取すれば100%死に至る物質量、絶対致死量を正確に計測し、その数値を操作することができる。つまり、100kgとらなければ人体に影響を及ぼさないような物質も1mg摂取しただけでその効果を発揮することができるのである。人体の中にある物質にも効果を発揮でき、相手の体内に瞬時に毒を生み出せる強力な能力といえる。
この能力から逃れるためには致死量を操作された物質を体内から完全に除去しなければならない。
能力の応用で、アスキン自身が能力を適用すればその物質に免疫が持つようになり、不死身に近い状態になる。
作中では霊圧を対象にして使用し、夜一らの攻撃を無効化するのみならず高速で肉体が治癒していくようになった。
ただし欠点としては操作したい物質を大量に取り込まないといけないという行動と、免疫獲得による無効化もその物質が変化すると無意味になる。
完聖体
神の毒見(ハスハイン)
能力「毒の変質に適応する」
発動すると分子をイメージした形をした羽とサイバーチックな姿になる。
この形態になると毒などの変化してもベースを瞬時に判断させ、毒に対する抵抗を無意味にさせる「致死量」の能力をより高めた能力。
技名
・毒入りボール(ギフト・バル)
能力で対象となった物質を含んでいるボールを相手に向けて投げつけ、喰らった相手を「致死量」で蝕む技。
グリムジョーと夜一に対して使用し、夜一の場合は「霊子、窒素、酸素」の三種を致死化させたボール。
派生技として最大サイズのボールを作り出す「極上毒入りボール(ギフト・バル・デラックス)」がある。
なお極上毒入りボールは聖完体時に使用。
・毒入りプール(ギフト・バート)
対象を致死未満のレベルまでに下げる空間を形成させる技。
作中では「霊子」に設定させ、交戦した一護と助けに来たチャド、織姫を重度の霊子中毒に陥れた。
・猛毒領域(ギフト・ベライヒ)
前述した極上毒入りボールの表層に猛毒の結界を張り、相手を猛毒の空間内に閉じ込める技。
アスキン曰く「絶対脱出不可能」
完聖体発動後に使用し、浦原を閉じ込める。
・猛毒の指輪(ギフト・リング)
嵌めている腕輪を敵に向けて投げつける技だが、途中で指輪サイズになるのであたかも消えたと相手を惑わせる。
致死量の効果を一点に集中させて威力を高めており、当たった部位を即死にさせる。
この技を浦原は右目を受けてしまう。