概要
「巨乳ハンター」の主人公であり、巨乳ハンターの正体その人である。
福岡県内の高校に通う、容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能、さらに性格も良しというパーフェクトな女子高生である。
が、唯一の、そして最大の欠点である貧乳（となりの学校でも噂になるほどの代物らしい）のせいで、思いを寄せていた男子生徒、板東英次に告白するも見事に轟沈、以後、巨乳女性への憎しみから巨乳ハンターへと変貌。悪の巨乳へ飽くなき戦いを挑む事となる。
巨乳ハンターへの変身には自作のコスチュームをまとい、胸に肉まんを詰めて巨乳を偽装する。胸に詰めるのは肉まんだけではなく、時にはスイカや、フランスパンを用いる時もあった（フランスパンの時は麻酔弾を撃ち込まれた時に防弾代わりを果たした）。
巨乳を憎悪しているとはいっても、巨乳を偽装する事から巨乳への成長願望は無いわけではなく、ライバルのシャーロット・ラングレンの巨乳育成の秘密が牛乳のドカ飲みと知ると、それを真似して下痢になったりしている。
一時期、貧乳のコンプレックスをこじらせグレていた事もあった。
名前のモデルは女優の京塚昌子から。
実写版の「１」ではかいはるみが、「２」では中島ひろ子が彼女を演じている。
その能力、武器、技
スポーツ万能だけあって戦闘能力はずば抜けて高く、閻魔大王との戦いではその配下である闇の軍勢１２万を向こうに回して勝利を収めている（もっともこのときはただ単にものぐさな作者が戦闘シーンを描くのをスルーしただけなのだが）。
だがそれを抜きにしても、一瞬で複数人の巨乳女性からパイ拓を奪うなど、並外れた身体能力の持ち主である事だけは確か。そのため、学校生活に於いても運動部にスカウトされたり、男装して野球部にこないか？と笑えない冗談を言われつつ真剣に誘われたりもしている。
一時期グレていた時はその身体能力に物を言わせて近隣の不良たちをまとめあげ、不良集団のリーダーを務める事もあった。
手先も器用で、巨乳ハンターの変身コスチュームは彼女の手によるハンドメイド。
また、その器用さを買われて演劇部の舞台衣装の製作の手伝いにも呼ばれたりしている。
連載当初は、某探検家真っ青の鞭の腕前で巨乳女性の衣服を引き裂き、露わになった乳房に墨汁をぶっかけたあげく紙を貼り付けてパイ拓を戴くというのがデフォ戦法だった。
それだけでも驚異的なのではあるが、パイ拓を取る時に駆使する被害を受けた女性に通報の義務を忘れさせるほどの快感をもたらす絶妙な指使いも恐ろしい武器である（この事から、正体は「レズビアン」では！？との噂も広まっている）。
身体面の優秀さだけではなく、巨ブラとの戦いではとっさにスペルゲン盆地胸バリアーを編み出したり、閻魔大王との対戦時には石化攻撃を受けて石化した腕で相手をどつきまわすなど、土壇場で反撃方法を思いついたり相手の技を逆に利用したりなど、頭脳面に於いても鋭さを発揮する。
それになんといっても最大の武器といえば、妖怪変化だろうが幽霊だろうが国家権力だろうが宇宙海賊だろうが〇学生だろうがどんな相手でも関係なく燃え滾らせる巨乳女性に対する憎悪と闘争心だろう。
巨乳への憎悪の果てに・・・
相手がたとえ巨乳女性であろうと、敗者には思いやりをみせるなど一抹の優しさを持ち合わせていたまさ子ではあったが、連載が進むにつれて、助けを求める一般人を足蹴にしたり、妖怪によって壊滅させられようとする村を見捨てようとしたりなどの非情な面がどんどん目立つようになっていった。
それだけではなく、なんの落ち度も無い野球選手や、いたいけな〇学生といった、巨乳狩りの対象も連載当初の悪の巨乳から、殆ど私怨の相手へとずれていく。
そのためか、令和に発表されたまさかの続編、「巨乳ハンターG」では今までの悪行が祟ったのか、巨乳狩りの直後にタクシーに跳ねられ昏睡状態に陥ってしまう。
物語のラストでまさ子は昏睡から目が覚めるが、その間作中ではすでに数年が過ぎており、彼女は人生に於いて大切な青春期をフイにしてしまった事になる。
いやはや、天網恢恢疎にして漏らさず。お天道様はお見通しである。
