概要
推理作家有栖川有栖氏のもう一つのアリスシリーズで、犯罪学者の火村英生を探偵役、小説家の有栖川有栖をワトソン役においている。
同作者による同名キャラクターが登場する『学生アリスシリーズ』との区別のためにこう呼ばれている。他にも「火村英生シリーズ」や「作家編」とも呼ばれる。その中でもタイトルに国名を冠した作品は「国名シリーズ」と呼ばれている。
『火アリ』という略称が使われることもあるが、Pixivではもっぱらカップリングとして使われている為注意。
多くの出版社からノベルス・文庫化展開されている他、角川ビーンズ文庫にて『臨床犯罪学者・火村英生の推理』シリーズとして2012年から刊行、さらに『臨床犯罪学者・火村英生のフィールドノート』として漫画化、2016年1月〜3月には待望のテレビドラマが放送。タイトルは角川ビーンズと同じ。
漫画とビーンズ版のイラストは麻々原絵理衣さんが書いている。
あらすじ
京都の私大・英都大学社会学部の助教授の火村英生は、犯罪社会の研究の一環としてフィールドワークと称し、実際の殺人現場へ赴いては事件を解決する名探偵。
彼の助手は「火村の良き、そして唯一の理解者」である推理作家の有栖川有栖。
二人の推理を鮮やかに彩る、美しくも狂気に満ちた犯罪の数々の物語。
登場人物
火村英生(ひむら ひでお)
本作の主人公にして探偵役。犯罪心理学を専攻する助教授。「人を殺したいと思ったことがあるから」という理由で犯罪学者を志す。基本は紳士的だが、アリスには辛辣。
有栖川有栖(ありすがわ ありす)
本作のもう一人の主人公かつワトソン役。火村の大学時代からの友人で、本職は推理作家。
大阪生まれの大阪育ちで関西弁を喋る。名前は本名。火村は名字の方のアリスと呼ぶ。