概要
孔雀座の白銀聖闘士で、かつては女性聖闘士の頂点に立つと評されていた実力者。
年齢は不詳だが16歳の鷲星座の魔鈴が「姐さん」と呼んでいることから少なくとも17歳以上であることは確かで、魔鈴とも以前から交流はあったようである。
聖域でかつては短期間で何人もの聖闘士を育成するなど指導者としての力量も優れていた。
作品開始時点では偽教皇となった双子座のサガに従わず聖域を出奔して日本の戸隠連峯の山中に隠遁しており、シナト・ミライという2人の弟子を指導していた。
このうちシナトは聖域時代から付き従っている。
仮面の上から眼帯を巻き全身を包帯で覆い、車椅子に乗っており、会話も駆使した鳥を経由して行っていた。城戸沙織とも密かに連携をしていた模様。洞察力に優れ、邪星の輝きを観察している。
聖闘士としての使命感の高さ故か時に冷徹にも見える判断も厭わず、沙織にすら「泣くのはこれで最後になさいませ」と厳しい態度で臨むこともあるが、根は人情があるようで一度は自分に敵対したカティアを保護して送り出したりもしている。
上記の姿は来るべき戦いに備えて小宇宙を蓄えるためであり、後述の戦いの際には車椅子から立ち普通に喋っており、白銀聖闘士2人を同時に一蹴するなど破格の実力を見せる。
本編での活躍
姉を助けるため聖闘少女の修行をつけてもらう依頼をしにきた翔子の前に現れる。当初は邪霊に取り憑かれかけた彼女の邪神との親和性を危ぶみ封印しようとするが、強い意志で封印を破った翔子を認め弟子にし指導する。
その後冠座のカティアらが沙織を襲いに現れた際には翔子を沙織の元に飛ばして援護し、自らも現場に駆けつけてカティアらを一蹴、自害しようとして倒れたカティアを一時保護していた。
十二宮の戦いの間は、邪霊達の動きを察知し、シナト・ミライや翔子達とともに対応する。
技
- 秘閃 破折調伏
- 万刧仙石
- 絢翼天舞翔
孔雀座の聖衣
単行本7巻で分解装着図が披露。
孔雀の飾り羽の部分が手足のパーツになっている。
備考
星座の読み方は初出では「ピーコック」だったが単行本では「パーヴォ」になっている。