まめっちとは、バンダイナムコの携帯育成キーチェーンゲーム、または2009年10月12日に放送したTVアニメ『たまごっち!』に登場するキャラクターである。
概要
1996年11月23日から発売された第1期のたまごっちから初登場したたまごっちで、
シリーズのマスコット的なキャラクターとして有名を博した。当時はアダルトっちとして登場し、
こどもっちの状態を失敗せず、完璧に育てれば進化すると言う、難関な成長条件を持ったキャラとも言える。
当初のデザインは、胴体以外目が点状態であって、海外では黄色ではなく青の体色にした事がある。
第1期のシリーズ内では彼の名を持った様々な亜種を登場させ、一般的に人気となった。
1999年以降シリーズはブームが終わり、廃止されてしまったが、その4年後である2003年以降、
リニューアルされた事もあって、旧作のたまごっちが全て消えたものの、
同じマスコット的たまごっちであるくちぱっちと供に復活した。それまでにデザインも一新され、
シリーズ皆勤賞的なマスコットキャラとして登場するようになった。そのため、
第1期にはなかった詳しい設定も加わるようになり、他にも同じく第1期から来たくちぱっちや、
当時の新キャラであっためめっちと供に行動する事が多くなった。他にも『スクール』では優等生になったり、
『ふぁみり~』では家族が出来たり、第1期にはなかった新たなる設定が徐々に加わるようになった。
種族はまめ族、まめシティ出身。
性別は♂で、誕生日はたまごっちが発売開始された日にちと同じように11月23日である。
名前の由来は『忠実(まめ)』から引用した物で、決して『豆』から来た物ではない。
また、その名前が付けられるほど知識が高く、IQが250であるほど天才的。そのため科学者でもあり、
ありとあらゆる発明品を開発する事が出来る。(ただし、中には失敗する物もあれば、
存在理由が不明な物も含まれている)更に運動神経も長けており、スポーツには大得意。
そのために第2期シリーズでは『優等生』や『優良種』と言う肩書きを付ける事がある。
家族構成は科学者である父親のぱぱまめっち、同い年の友達に見えそうだが
正真正銘の母親であるまままめっち、劇場版第1弾から初登場した妹のちゃまめっち、
同じく劇場版第2弾から初登場したハッピーをおくるたまごっちのハピハピっち、
そして鞄として扱えるペットのばぐばぐっちである。くろまめっちとはライバル的存在だが、
本人は別にそう思ってもいないらしい。
ちなみに頭の黒い耳…あれは実は耳ではない。第1期では帽子と言う設定だったのだが、
第2期では耳のような形をした髪の毛である事が、ヤスコーン氏の漫画で明らかになった。
その証拠として、劇場版やアニメでは、発明に失敗すると爆発によってアフロヘアになってしまう。
ウラまめっち
2006年7月22日に発売された『ウラじんせーエンジョイ たまごっちプラス』では、
彼の裏バージョンである『ウラまめっち』が登場した。相違点は、彼の頭は普通のより青く、
口が裂けているかのように大きく、尻尾も生えている。特に秀才と言う面影も一つなく、
逆に言えばギャグをよく飛ばすお笑い的なムードメーカーとして登場している。漫才で言うと、ボケ役。
クロスオーバー
第1期ではたまごっちがキーチェーンだけでなく、パーティゲームとして発売された事がある。
そのため、発売された機種によって、ゲストキャラも異なるが、どれもたまごっちに変身した状態で
登場する。ニンテンドー64に発売された『64で発見!!たまごっち みんなでたまごっちワールド』では
マリオとワリオ、セガサターンの『セガサターンで発見!! たまごっちパーク』では
ソニック・ザ・ヘッジホッグなどが登場し、供にまめっち含むたまごっち達と共演した。
また、第2期では『マリオカートアーケードグランプリ2』にゲストキャラとして参戦し、
マリオとの2度目の競演を果たした。他にも『太鼓の達人 ドカッ!と大盛り七代目』では
踊り子の一人としても登場した。
劇場版やアニメにおけるまめっち
劇場版第1作の『ドキドキ!うちゅーのまいごっち!?』に初登場した以降、
現在Youtubeに配信中のアニメシリーズや、劇場版第2作の
『うちゅーいちハッピーな物語!?』にも登場し、めめっちとくちぱっちと供に主要キャラとして登場した。
劇場版第1弾では暗いマンホールの中に落ちた事で暗所恐怖症になったのだが、
ジ・アース(地球)からやって来たたんぽぽとの出会い、更にたまごっち星で起きた事件をきっかけに、
克服した。作中では主人公と言う立場であり、配信アニメでは生徒達を纏めるリーダー的存在でもある他、
まきこ・りんごっち・やんぐまめっちが活動するまめっちファンクラブの注目されている人物でもある。
オリジナルアニメの第1話では、めめっち・くちぱっち・ふらわっちと供にマクドナルドで手伝った事がある。
担当声優は「釘宮理恵」。
『たまごっち!』におけるまめっち
2009年10月12日に放送したTVアニメ『たまごっち!』では、劇場版やオリジナルアニメと同様、
レギュラーキャラとして登場している。主人公ではあるのだが、アニメではオムニバス形態のため
登場しない回もあり、その場合は当時の新キャラであるラブリっちに任せている。
たまごっちスクールの高学年クラスに通い、たまともの一人でもある。
あらゆる発明品を開発する天才的な頭脳の持ち主である事には変わりはないのだが、
前作シリーズとは違い、新たに音痴だと言う事が判明され、歌いだそうとした時には
必ずと言っていいほどめめっちにより口にバナナを押し込まれる事が多い。
(ただし大人の視聴者から見るとエロスに見えてしまうwww)
落ち目的な特撮ヒーロー番組GOTCHIMANの大ファンで、テレビで見る他にもDVDやグッズを集めている。
特に自作のコスチューム『まめゴッチマン』や、GOTCHIMAN専用のアイテムなどを開発した事も。
ラブリっちの正体がラブリンだと知った以降、ラブリっちと供に数多くの番組に出演するようになった。
そのため、刑事ドラマ『あんパン刑事(デカ)』では怪盗パピヨン(ラブリン/ラブリっち)を
逮捕しようとする(現実で言えば恐らく捜査2課)あんパン刑事、時代劇ドラマ
『ズバッ!ごっちがきる』では盗賊団を制裁した武士の『まめのすけ』、
西洋ホラードラマ『キョーレツ! まめっち・ヴァンパイア』ではトマトジュースを好む
(逆に血はダメ?)シスターラブリン(ラブリっち)のライバル、及び悪役の『まめっち・ヴァンパイア』、
海賊アクションドラマ『ラブリン!マリンブルー伝説』では海賊の『元』船長の
『キャプテンまめっち』など、様々な役を演じて、ラブリっちと供に出演している。
作中ではなぜか殆どラブリっちとライバル関係と言う設定になっている事が多く、
ラブリっちの人気を保つために、最終的には報われない有様で終わる事が多い。
性格は前作シリーズ同様敬語で話すほど礼儀正しいのだが、ドラマ出演をしている時は、
その役目によって変わる事がある。例えばあんパン刑事の場合は『オレ』と言う一人称で話すほど
タメ口になったり、キャプテンまめっちの場合はタメ口なのになぜかですます口調になったり、
まめっち・ヴァンパイアの場合は邪悪な紳士っぽい敬語で話したりする。
第7話Aパートでは、まめまめ研究所にあった機械の暴走でちゃまめっちとの体と入れ替わったり、
またはまめちゃまめっちと言うフュージョン………じゃなくて融合してしまった事があるが、
同じく研究所に忍び込んで来たスペイシー・ブラザーズの一人であるピポスペっちの悪戯により、
元通りになった。
漫画におけるまめっち
漫画版に登場するまめっちは、めめっちとくちぱっちと供に行動する事が多いが、
作品によって設定が異なる場合があり、その内容は下記の通りである。
後藤英貴氏のまめっち
1997年から1999年まで連載していたギャグ4コマ漫画『まんがで発見たまごっち 爆笑4コマ劇場』では、
くちぱっちと同じように主要キャラとして登場していた。女の子A(名無し)のたまごっちで、
漫画に登場したたまごっちの中でも最もまともなタイプだった。
ヤスコーン氏のまめっち
『GOGO!たまたまたまごっち』では、めめっちとくちぱっちと供に登場する事が多く、
三人の中でもツッコミ役と言う役割を持っていた。その性格などの設定は原作から忠実に再現されているが、
余りにも几帳面過ぎて、色んな事でミスしたり、周囲から呆れたりする事が多い。
例えばスイカ割りをするだけでスイカに公平になるように切れ目を付けたり、
それを割るにも無駄な計算をしたり、ケーキを切る時も無駄な計算をしたりなど、
何が何でも完璧にしようと言う完璧主義者でもある。だが逆にギャグが出来ない事でおやじっちに怒られたり、
無理矢理見合いをさせようとするおトキっちに絡まれたりなど、主人公でありながらも報われないほど
散々な目に会う事が多い。『ケーたま編』では歯医者として活躍したが、
患者が来ないために暇な人生を送ってた事がある。『スクール編』では学級委員として選ばれる事が多いが、
余り周囲から頼り過ぎた事で一時期大反対した事がある。『ふぁみりー編』ではちゃまめっちが
登場した事により、彼女が目立つようになった事から出番が少なくなった。
このようにヤスコーン氏の漫画では、殆どは酷い目に会う事が多く、オチキャラと扱われる事が非常に多い。
ちなみに作中では劇場版第1弾をベースにしたエピソードも公開したが、
劇場版とは違って漫画版では暗所恐怖症と言う設定が取り除かれた。
TVアニメ版をベースにしてリニューアルされた『GOGO!たまごっち!』では、
アニメ同様の設定が加わるようになったが、アニメ版とは違ってTV出演する事がなく、
音痴も設定されていない。更にアイドルには全く興味なかったためか、
ラブリンの存在すら知らなかっ た事も。だがラブリっちの正体がラブリンである事に気付いてから、
ラブリっちをサポートするようになる。TVアニメ版をベースにしてリニューアルされたためか、
前作における酷いオチ扱いもなくなった様子。
かがり淳子氏のまめっち
『あっちこっち!たまごっちタウン』ではめめっちとくちぱっちと供に登場し、ツッコミ役として活躍した。
作中ではよくあらゆる言葉の豆知識を読者に向けて説明するが、逆にネガティブな意味をする言葉でさえも
平気で言うほど、天然の同時にどこか腹黒い。特にまめっちファンクラブである
まきこ・りんごっち・やんぐまめっちのアプローチでさえも気付かないほど空気を読めず、
常に真面目な性格となっている。そのためギャグに向いていないため、無理にそれを言おうとしても通用せず、
説明しながら落ち込んだ事がある。めめっちとくちぱっちが起こすトラブルに巻き込まれるほどの苦労人でも
あるのだが、そんな彼らがまめっちよりも余りに目立ち過ぎたため、影が薄くなった時期もあった。
ドリルが大好きで、よくまめまめ研究所から失敗作品を持ち込み、改良したりするのだが、
それが原因でまめシティがゴーストタウンにさせてしまった事もある。
天才ではあるのだが、実家では殆ど機会に任せっぱなしにしたため、料理と言った家庭的な行事が苦手。
更にポエムも苦手らしい。
まめっちの人気
第1期から第2期まで、たまごっちシリーズの中ではマスコット的な存在で、
どの作品にも主人公として登場し、人気者だったのだが、TVアニメでラブリっちが登場して以降、
その人気が彼女の方へ向かってしまった。それでもまめっちの人気は今も残されているが、逆に嫌う者もいて、
現在ピクシブ内でもファンとアンチによる言い争いが広がっている。嫌う理由は現時点では定かではないが、
中ではツンデレと言うよりドSを演じる事が多い声優の釘宮理恵が原因らしい。
または、アニメ版における設定を考えたスタッフや、漫画での設定を考えた作者も行けないと言う説もあり。
でも『ただ単に嫌い』と言う説の場合は決して理由にはならない。
でもこれだけは言っておく………。
まめっちがあー言うキャラになったのはまめっち自身のせいじゃない。
元はと言えばあー言う設定にした奴が一番悪いのだ!!!