概要
元々はベネズエラのプログラマーが自前のコンパイラを試験する為に製作したテスト用ソフト。
バスを動かすシミュレーションゲームで、後にセガジェネシス(海外版メガドライブ)用のソフトとして2004年に一般販売が行われた。
だが、一般販売の際に何か要素を加えるでもなく、なんとテストプログラムそのままの内容で販売。
結果、未完成を通り越したあまりにもスカスカ…いや、スカスカと呼ぶのもおこがましい『ゲームのような何か』が誕生してしまった。
はっきり言って、こんな判断を下したゲーム会社の方が遥かにクレイジーである。
元々がプログラミング用かつベネズエラというややマイナーな国で発売された為、知名度こそ高くないが、AVGNのレビューではBigRigs以下と評された。
問題点
・ゲーム内容は上記の通りバスを動かすシミュレーションだが、操作内容はキーパッドでバスを左右移動(上下の移動は無い)、ボタンでクラクションを鳴らすだけで、レースやバスを自由に動かせるドライブモード、盛り上げ要素は一切無し。
・もともとテスト用として作られたとの事だが、スタート地点からバックすると座標値がオーバーフローする等、はっきり言ってテスト用プログラムとしての出来も酷い
・21世紀のゲームとは思えない、初期のファミコンレベルの低水準なグラフィック
・BGMはタイトル画面でしか流れず、しかもサイケな不協和音で頭と耳に襲い掛かり、プレイヤーを不快にさせる(全世界・全年代のソフトをかき集めた中で「最底辺」レベルのクオリティ)⇒問題のBGM
・おまけにSEも雑な作り
・スコアの記録やセーブ機能は一切無し
・「BigRigs」同様、パッチが配布されたが、ゲーム内容にほとんど変化はなく、同じ轍を踏む
評価点
・ベネズエラに実在するバス会社にちゃんと許可を取って作っている…まあ、当たり前の事だが
評価点はこれだけ。高校名を決められる事しか評価点の無い「めざせ!甲子園」を彷彿させる、無理やり捻り出したレベルの評価点である。