CV:矢島晶子
人物
新体系の魔法「精霊魔法」を使うウィザードのアスタリスク所持者。
奇妙な人形を抱く黒装束の女性で顔はほとんど見えない。エタルニア出身の22歳。
アヤメの名は本名ではないらしい。胸に抱く人形をタマエと呼ぶ。
ユウに深い恨みを持っている。
暗い巡教の森の中で孤独感と恐怖に苛まれているユウの前に浮遊する不気味な人形が現れる。
ケケケケケケケケケケケケケ
オ、オマエ、ヲ… オマエ、ヲ…
こ ろ し て あ げ る わ !!
ただでさえお化けの類が大の苦手なユウにとっては、喋る人形に襲われるというホラー極まりない現れ方に腰が抜けて動けなくなってしまうが…。
後に再びユウ達の前に従者のクー・フーリンと共に現れる。
そしてまたアヤメの抱く人形が不気味に話しかける様にマグノリアは驚愕する。
人形「フフ、驚いタ?そう、これがワタシの能力──」
クー・フーリン「ええ、アヤメ様ッ!素晴らしき腹話術ですッッ!」
アヤメ「(゚д゚)」
そう、なんてことはない。喋る人形の正体はただの腹話術だったのである。
彼女の過去
ネタバレがあります
実は彼女は過去にゼネオルシア家一派による「世界疫病を蔓延させた魔女の村」といういわれのない魔女狩りによって虐殺され滅ぼされた村の生き残りであった。妹を悪魔のごとき所業で失った事から、ゼネオルシア家の末裔であり、獅子の紋章を持つユウに深い恨みを抱いていたのである。
妹を復活させるべくありとあらゆる禍々しい術を幾多も試したが、生まれ出たのは何百もの魔物で妹はかえってこなかったのである。この時、従者のクー・フーリンも誕生した。
魔女狩りによって何もかも失った彼女のその悲しき行動、そしてウィザードのアスタリスクを手にし、その身を黒装束と正教騎士団への憎しみに包んだその姿は、まさにいわれのないはずだった魔女の様な出で立ちだったのである。
ユウは正教騎士団ならびにゼネオルシア家の行った非道に満ちた裏側を知る事となったのである。
余談
アヤメの名前は花の名前のアヤメかと思われるが、妹の名前と合わせて読むと「アヤメタマエ」となる。
つまり「殺め給え」…偶然だろうか。
常に持っている人形は恐らくは死んだ妹を意識していると思われる。その為かとある場所で入手できるこの人形にそっくりなロッド「呪いのヒトガタ」を冗談で作った職人に憤慨して呪いをかけた事がある逸話がある。
しかし、その人形は何故か常に頭がビクビク動いているのだが・・・。
前作で同じく黒装束の魔法剣士「イクマ・ナジット」を演じたのが藤原啓治氏だったのに対して、今作の黒装束キャラであるアヤメが矢島氏だった事から、偶然なのかはわからないがこれの中の人繋がりになっている。
関連タグ
魔王オディオ - 同じく憎しみによって生まれた存在。