あれこれ
機種 | ニンテンドー3DS |
---|---|
ジャンル | ロールプレイング |
発売日 | 2015年4月23日(木) |
価格 | 5,980円+税 |
販売元 | スクウェア・エニックス |
開発 | シリコンスタジオ |
CERO | C(15歳以上推奨) |
作品解説
ブレイブリーシリーズ第二作目。前作ブレイブリーデフォルトから3年後の物語。
ただし前作をプレイしていなくても、十分楽しめるよう配慮されているとのこと。
サブタイトルは「END LAYER(エンドレイヤー)」。略称は「ブレセカ」「BSEL」等。
発売前に体験版『無料で遊べる三銃士編』が配信中。本編のネタバレを気にせず楽しめる体験版用のオリジナルシナリオであり、さらにフルボイスが実装されている豪華仕様なので是非一度プレイしてみることをおすすめする。
前作に引き続きブレイブ&デフォルトを用いた戦闘システムに、完全版に先行搭載されていた新システムブレイブリーセカンドが追加。タイトルにも使われているその言葉の意味とは……?
前作と同じく、プロデューサーは浅野智也、リードアーティストは吉田明彦。
音楽は新たにsupercell のryoを起用。前作から登場する街などではRevoの曲も使われる。
スクエニメンバーズアカウントとの同期等のインターネット通信を行う場合は、ニンテンドーeショップから更新プログラム(Ver.1.01)をDLしないとインターネット通信ができない(パッケージ版で確認)。同じケースで大乱闘スマッシュブラザーズfor3DSのパッケージ版で行われていた為、おそらくはフライングゲットを想定したサービス開始前のアクセスを防ぐ為のアンロックと思われる。
前作フォーザシークウェルからクリアデータ等の情報を専用の出力データとして用意しているとブレイブリーセカンドで読み込ませると入手できる衣装特典がある。
ちなみにNewニンテンドー3DSだとARムービーが3DSよりクオリティが高いモードとして再生される。
世界観
前作と同じく、光と影の大地「ルクセンダルク」が舞台。
光の戦士達の活躍によって世界は闇の脅威から救われ、平和へと向かっていたはずだった……。
今作より新たに登場した国
・魔法学園都市「イスタンタール」
ナダラケス大陸に建設された学園都市。特に魔法学が隆盛。
体験版の舞台となる都市。
・正教首都「ガテラティオ」
新たに認められたクリスタル正教の首都。正教騎士団を擁する。
ここの大聖堂で和平調印式が執り行われる予定だったのだが……。
・「グランツ帝国」
皇帝オブリビオンが興した帝国。浮遊している。
多くのアスタリスク所持者を従え、世界中に戦禍を拡大させている。
・温泉郷「ユノハナ」
領主「クサツ・アリマ」が統治する「和の国」の流れを組む国。
シリーズで初めて和のテイストのある街並のある国として登場した。
・隠れ里「サジッタ」
ルクセンダルクの中でも変わった文化や技術を持つ民族が隠棲しているどこかに存在する隠れ里。
・月面基地「ムンフォルト」
文字通り月に存在する基地。実際に訪れる場所ではないが、後述の月面基地復興で下画面に表示される。
魔王によって壊滅的な被害を受けている。
登場人物
パーティメンバー
本作の主人公。正教騎士団三銃士「疾風のファルコン」。
三銃士のリーダーで、名門ゼネオルシア家の若き当主。
「無理・無茶の塊」のような性格で、困りごとを放っておけない。一方、お化けが苦手などの一面も。天然ボケの気あり。
正教騎士団三銃士「烈火のウルフ」。
貧しい生まれだが、腕っぷしの強さを認められ留学し、三銃士の称号を得た。
口調はぶっきらぼうだが面倒見はいいようだ。ユウとは同郷で良いコンビ。
体験版では見た目は変わらないが、ジョブチェンジができた。
・ニコライ・ニコラニコフ(CV:大川透)
正教騎士団三銃士「堅牢のバイソン」。
古くから騎士団に所属していた司祭。
三人の中では保護者的立ち位置。体験版ではまさかのアイドル好きと判明。
ジャン同様に体験版では見た目は変わらないがジョブチェンジができた。
本作のヒロイン。「月から来た魔王バスター」を名乗る謎の女性。体験版では三銃士の協力者。
変わり者で掴みどころのない性格。日本語と英語が入り混じった独特の口調で話す。
前作のシークレットムービーで先行登場。ティズ・オーリアを救出した、と言われているが……?
前作のパーティメンバー
・アニエス・オブリージュ(CV:小清水亜美)
前作のヒロイン。クリスタル正教・法王。元・風のクリスタルの巫女。
数年の間に瓦解しかけていたクリスタル正教をまとめあげ、数百年ぶりに法皇職に就任。
しかし公国との和平調印式の日、彼女は連れ去られてしまう。
ペンダントを通じて主人公たちをナビゲートできるが、方向音痴ぶりは健在のよう。
エタルニア公国軍、近衛騎士団団長。
公国軍に復帰し、公国の立て直しと正教との和平に尽力。さらわれたアニエスを探し単身で行動を開始。
今作では、彼女が主人公となり前作のアスタリスク保持者たちを白黒つけに行く「バーターサブシナリオ」というシステムがある。
前作の主人公。復活の奇跡の人。
前作のラストで魂が抜け落ちたかのように倒れたあと、公国の白魔導プラントに運び込まれた。
かろうじて命を繋いでいたが、久方ぶりに目を覚ます。今作のパッケージはおそらく彼。
グランツ帝国
世界を否定する者。
和平調印式を襲撃し、法王アニエスを連れ去った仮面の男。
強大な軍事力を用いて世界に戦を巻き起こす。彼の目的とは…?
皇帝オブリビオンにつき従う妖精。前作に登場したエアリーに酷似しているが…?
新たなアスタリスク保持者
・エイミー・マッチロック(CV:新谷真弓)
褐色のバリスタ。トマホークのアスタリスク保持者。独特の方言めいた口調が特徴。
・アンジェロ・W・パネットーネ(CV:森久保祥太郎)
パティシエのアスタリスク保持者。エイミーとは常に行動を共にしている。
・ミネット・ゴロネーゼ(CV:金元寿子)
キャットシッター。ねこ使いのアスタリスク保持者。幼女のような見かけと裏腹に実は17歳。
占星術師のアスタリスク保持者。占星術師であるのとは裏腹にかなりのマッチョ。
・ブラッディ・ガイスト(CV:山崎たくみ)
エクソシストのアスタリスク保持者。彼のキャラクターイラストはいわゆる検索してはいけない言葉に加わりかねないほど不気味で怖い。
黒巫女。ウィザードのアスタリスク所持者。ユウとは何らかの因縁アリ。
蹂躙のチャリオット。チャリオットのアスタリスク所持者。武人肌の戦士。
・レヴナント・グレイス(CV:原涼子)
ガーディアンのアスタリスク所持者。
前作のアスタリスク保持者
白魔導師のアスタリスク所持者。今作では海辺の廃屋を巡ってボリトリィと対立している。
シーフのアスタリスク所持者。今作では砂漠の自警団を結成している。
・ニコソギィ・ボリトリィ(CV:てらそままさき)
商人のアスタリスク所持者。前作での商会の壊滅後姿を消すが、今度はエイゼン地方に目を付けている。
・エインフェリア・ヴィーナス(CV:甲斐田裕子)
ヴァルキリーのアスタリスク所持者。前作での公国軍の壊滅後ブラッドローズ特務隊を離れ、とある修行のために各地を旅していた。
・アルテミア・ヴィーナス(CV:西沢広香)
狩人のアスタリスク所持者。今作ではオミノスの用心棒をしている。
・メフィリア・ヴィーナス(CV:新井里美)
召喚士のアスタリスク所持者。前作での心に受けた傷が癒えた後、新たな召喚魔法の研究に日夜没頭している。
黒魔導師のアスタリスク所持者。今作では魔王に対抗するため、とある調査をしている。
・プリン・ア・ラ・モード(CV:水沢史絵)
スーパースターのアスタリスク所持者。前作でティズ達に敗れマイクを置いた(引退した)が今作で復帰し、新曲を準備中。
・ハイレディン・バルバロッサ(CV:廣田行生)
海賊のアスタリスク所持者。幽霊船と成り果てたなき親友スレイマンの船「ファンキー・フランキスカ号」に乗り、パイレーツ・オーシャンを彷徨っていた。
・ノブツナ・カミイズミ(CV:緑川光)
ソードマスターのアスタリスク所持者。今作では諸国遍歴の武者修行に出ていたが、道中で拾った一匹の猫・ツバキと共に、イデア達の前に姿を現す。
・アルジェント・ハインケル(CV:土師孝也)
ナイトのアスタリスク所持者。イデアの元上官。今作では警部として街の治安を守っているらしい。
モンクのアスタリスク所持者。今作ではフロウエルで何かをしている模様。
忍者のアスタリスク所持者。変装の達人で、普段は無口だが変装中はおしゃべりになることも。現在は、持ち前の変装術を生かして、私立探偵をしているとのこと。
・フィオーレ・ディローザ(CV:中田譲治)
赤魔道士のアスタリスク所持者。キザな性格の色男で、一部では“赤いおじさん”と呼ばれている。
聖騎士のアスタリスク所持者。エタルニア公国軍元帥にして、イデアの父。クリスタル正教との和平調印式に出席していたが、帝国の襲撃を受け、皇帝の圧倒的力の前に敗れてしまう。その後は行方不明になってしまうようだが…
暗黒騎士のアスタリスク所持者。エタルニア公国軍六人会議の一員であり、元帥ブレイブの腹心の部下。イデアの幼なじみでもある。暗黒騎士の姿とは裏腹の正義感にあふれる性格から、今回はとある新国家にて、子供達の未来を守るため立ち上がったとのことだが…
その他
旅の途中で会う事となる人物。後にある場所で待ち受けている。
ある時期から突如「Uの手帳」のモンスター図鑑に紫のペンでコメントを書き込む謎の人物。
解説に関してもモンスターにまつわる逸話や知識をコメントする為、かなりの博識のある人物であるようだが…?
手帳をチェックしながらプレイしていると登場人物よりも先にプレイヤーがその記述に気付きやすい。
・冒険家
前作同様にあちこちでセーブポイントとショップの役割をしている人物。ただの冒険家ではない事が後々判明するのだが…?
本作のラスボス。
魔王
今作における強敵であり、物語においても異界からきたといわれる異形の存在。
前作のノルエンデ村の強敵のように配信される予定であり、今回は「バスターシップ」を使って設定したレベルまで時間をかけて弱体化させて挑む事ができる。概ね前作と同じく魔王をすれちがい通信で配信・受信できる。対決から逃げる事も可能。
第~とあるが、登場順ではない。また、設定されたレベルは前作と異なり推奨レベルではなく魔王自身のレベルである為注意が必要。
第一~第六天魔王のみがある章でのフィールドでランダムエンカウントしてくる。この場合はおそらく魔王レベル99と同等とみられ、まともに対峙すると全滅一直線である。また『改』とついたさらなる強化版もいる。
各魔王には天魔王とあるが、天魔とは仏教の世界で語られる魔物でありながら仏の世界を守護する存在に帰依した存在である。この事と今作の魔王との繋がりは不明。
魔王自体は前作以前から存在していたようで、マグノリア含む月の住人達がこれらと戦ってきたらしい。後に魔王の正体が明らかになるのだが…?
戦闘BGMは前作楽曲担当のRevoの置き土産というべき「歪なる思念、其の名は魔王」が使われている。
・第一天魔王:白鳩
ブレイブリーデフォルト フォーザシークウェルで先行して登場していた魔王。
鳩というよりは骨の怪鳥といった独特な姿だが、頭の冠やヴェール、花束を持っているなど、花嫁を思わせる。
背景には教会がある場所が見える。
本編において物語の中で一度だけボスイベントでも登場する。
・第二天魔王:赤服
配信で判明した魔王の一体。サンタ帽とイルミネーションをモチーフにした魔王で、おそらくクリスマスがテーマと思われる。
ポンポンにあたる部分が頭で王冠のような輝くツノ、目がなく大きな口にサンタのようなヒゲ、帽子部分には複数の細い虫の脚といった異様な姿。
背景は雪が舞い降りるビル群があり、東京スカイツリーに似た光るタワーも見える。
・第三天魔王:管付
配信で判明した魔王の一体。実験器具がモチーフとなった魔王。
穴が複数空いた頭、黒い体に化学式が浮かんでおり、肩にガスバーナー・指が試験管とピペット・脚と思われる部分に4本の赤い液体と謎の胎児のようなものが入った試験管がある異形である。
ちなみに魔王の中では唯一、管付のとある攻撃を受けないと覚えられないねこ技がある。
背景はどこかの実験室と思われ、実験器具が沢山並んでいる。
・第四天魔王:蝶尾
白鳩同様に先行して登場していた魔王の一体。前作のクリア特典ムービーにもこっそり登場していたりする。
蝶尾とは実在する金魚の一品種の名称であり、魔王である蝶尾のその姿も金魚をモチーフにしているが、内蔵や骨が丸見えで、やはり禍々しい。
背景には鳥居や祭りの提灯が見えるなど縁日と思われる風景が見える。
・第五天魔王:雲丹
真っ黒い体色に青白い線の模様(天気図の気圧線であるらしい)が浮かぶ丸っこい体で背中にトゲを生やした魔王。トゲは実は閉じた花柄模様(光りながら模様が動く)の傘、脚はワイパーという異様な姿である。ちなみにこの傘は攻防一体であり、閉じた状態ではミサイルのような熾烈な攻撃を繰り出し、開くと雲丹が9999以下のダメージを受けなくなる性質に変わる。
雲丹の名前があるが、現実のウニよりもクモやダニの姿に近く複眼とみられる部位や複数の脚がある。背景には紫陽花や雨の中で傘をさして歩く人々がいる街(?)が見える。
ウニっぽさでいうなら「クロノトリガー」のラヴォスやクロノクロスの「時喰い」と似通った所もある。
なお、体験版ではラスボス扱いになっていた。
本編では物語の中で最初に出くわす魔王であり、ステータスはバスターシップでレベル1まで下げたくらいの強さになっている。
・第六天魔王:白山
雪でできた体にスキー板が複数突き刺さっているのと腕とみられる部位にストック、スケート靴を被った頭、口の周りが血のようなもので染まり、なおかつ足とみられるものがキャタピラという異様な魔王。
その姿や、背景からして雪山もしくはスキー場がモチーフの様子。
雪だからか熱に弱いらしく、崩落する事がある。
ちなみに第六天魔王といえばこの人の事で有名であるが、特にそれ以外には関係はない。
体験版でアップデート後に配信された際に初登場した。
・ディアマンテ
第~が付かない魔王。これまでの魔王よりも非常に厄介な能力を持っている。何者かによって封印されていた模様。一部では第零天魔王と呼ぶプレイヤーもいるが…?
実はこれだけは配信されるタイプの魔王ではなく、バトルBGMも他の魔王とは異なる。
姿はユニコーンに乗ったガイコツの女性(?)の異様な姿。
・第一天希望
場所限定で配布された魔王(?)。現在では配布されたものを受信したユーザーが二次配布している事があるので、データ更新やすれちがい通信で受信できる可能性は高い。
透き通ったクマの「おきあがりこぼし」のような異形で、背景はこれまでの魔王と違い子供部屋のような場所で戦う。モンスター図鑑にも載らない為、一体これが何なのかは他の魔王と違い謎が多い。
なお、天魔王ではなく天希望とあるので魔王なのかすら不明。
召喚魔法
前作に登場した召喚魔法も引き続き登場する。前作からのものはこちらを参照。なお、召喚士のアスタリスクと同時に入手できる召喚魔法は前作と異なる。
今作では新たな召喚魔法が登場している。その特徴からか新召喚魔法は隠者から覚える方法が前作と異なり隠者を倒す必要がある。無論、召喚士のアスタリスクがないと前作同様門前払いである。
・カリブディス
荒波に集う黒煙の鉄艦たち。義憤の内燃機関を持ち複数の光の錨を放つ。
これまでの6体とは異なり、攻撃というよりは弱体化を与える能力であり一切ダメージを与える事はない。
ちなみに鉄艦たちとあるように幻獣としては複数の存在である事が判明している。
名称はギリシャ神話の魔物「カリブディス」ではないかと思われるが神話のものとは異なる点があるため、実在したイギリスの軽巡洋艦カリブディスが由来と思われる。効果としてはFF5の「レモラ」に近いか。
呪の隠者から入手。
・アマテラス
街路の灯より旅立つ光の化身。街灯の灯と振袖姿の女性がモチーフと見受けられる。
効果はHPの完全回復であり一部の敵には攻撃に転用可能。ちなみに同名の召喚獣がファイナルファンタジーエクスプローラーズに登場するが姿や能力が異なる。BSELのアマテラスの効果としてはFF6の「ラクシュミ」の魅惑の抱擁とほぼ同じ。
名称は日本神話の「天照大御神」と思われる。
ヒントはあるが、わかりにくくたどり着くには条件が必要となる場所である。
究極召喚魔法とされているらしいが・・・?
光の隠者より入手。
悪魔召喚
ある場所で入手できる召喚魔法とは別カテゴリの召喚魔法(?)。とあるアスタリスクまたはアビリティでないと使えない。なお、ジャ系魔法は今回は悪魔召喚で使用可能。FF5アドバンスで追加された
ジョブ・ネクロマンサーにおける暗黒魔法に近い。
MP99やBPを多く消費するものがあり非常にコストがかかるが、その分強力なものが多い。
乗り物
ブレイブリーセカンドでもフィールド上の移動手段として乗り物が登場する。
- 櫓船 - カミイズミが航海に使用していた手漕ぎ舟。かなり年季の入ったもので水漏れは当たり前の心許無いボロ舟。浅瀬でしか運用ができない。
- 湯船 - 温泉郷ユノハナにある大型船。温泉や日本庭園がある外観が城のような船であり、大海原にはこれで行ける。ちなみに正式名称は「湯殿」であるが、湯船の命名はユウである。湯沸しのボイラーが存在するらしく、動力的には蒸気船の類ではないかと推測される。故障により航行はできないようだったが、何者かによって修復された。櫓船を格納できる。体力回復の施設が二種類あり、一つは囲炉裏にある虎皮の敷物(日中・夜の切り替えを含めた休息)、もう一つの温泉はあるステータス異常の解除を含めた体力回復であるが、男湯である為パーティの先頭をユウかティズにしておかないと入る事ができない。ちなみに入手後はユノハナから湯船のグラフィックが消えるが、海上から湯船でユノハナに入ると再び登場してユノハナから直接乗り込む事ができる。海上航行するとエンカウントし、甲板で戦闘する事になる。
- フライング湯船 - 飛空艇モードの「湯船」であり、海上や湖面に着水すると今まで通りの運用も可能。前作のグランシップとは異なり、元々飛空艇ではなかったのを船底に改造を施す事によって空を飛ぶようになった。飛行の際は船底に設置したパイプに湯を通して特殊加工された船底にコーティングされている浮遊石を温める事で浮遊する仕組みとなっている。概ねグランシップと同じ運用方法であるが、グランシップに比べて船体の規模はこちらの方がはるかに小さい(ユノハナで停泊している際にわかる)。相変わらず推進方法はグランシップ同様に謎。
月面基地復興
前作のノルエンデ村復興と同じくアイテム・必殺技関連の生産プラントがある『月面基地・ムンフォルト』の復興をめざすモード。今回は月に襲来する魔王を弱体化させる戦艦・バスターシップの強化も含まれる。
配信される魔王はここに表示されるようになっている。
カプカプメーカー
今作に用意されたミニゲームで、ひたすらカプカプのぬいぐるみを自動で生産していくいわゆる「ながらゲー」である。物語にはほとんど絡まないが戦闘やイベント中以外ならどこでも実行可能。
ミニゲーム内の専用通貨(カプ)をぬいぐるみを作っては稼ぎ、稼いだカプを投資して生産効率を高めてさらに稼ぎつつ投資しては・・・ここまで書くと某クッキーのアレと似ているが、怖い老婆みたいなのはいないので御安心を。一定の出荷条件を満たすとカプカプメーカー内で聞けるBGMがその都度追加され、設定でSEをOFFにしたり再生の種類を変えたりとサウンドプレーヤーとしてゲーム中のBGMを聴くことも可能。ただし、BGMの追加条件を満たしていたとしても、そのBGMが流れるイベントや戦闘を本編で進めていないと追加はされないので注意が必要である。
生産自体は自動であるが、規定個数まで作ったら(休憩という名目として)生産が停止するので手動で出荷しないといけないため完全な放置プレイ・本体スリープによる生産は不可能となっている。また、4人の生産リズムを上手く読まないと多くカプを稼ぐことがやりづらくなっている。
コツを掴めば短期間に莫大なカプが手に入るチャンスも!めざせ100万カプ!
なお、生産効率を高めるアイテムを使うと「ながらゲー」どころではなくなる面もあるのだが…。
セクスィー美女(生地裁断)、むぐぐ娘(接着)、朴念仁(縫製と綿入れ)、怖がり屋(塗装)達四人が単価50カプのぬいぐるみをひたすら作り続ける内職光景を見て楽しむ事もできる。
なお1カプをルクセンダルクの貨幣価値に換算すると0.0001pqである。
物語にはほとんど関わりはないが、世界のどこかに『カプの里』なる謎の集落があるらしいが…?
テントとコテージ
今回はダンジョンのセーブポイントで宿泊ができるようになり、前作のように回復アイテムを使わずに体勢を整えやすくなる・アイテムの温存がやりやすくなった。テントはセーブポイントでの選択で表示されているとそのセーブポイントでの初回に限り無料で宿泊できるのとテント専用イベントが起きる。
テントを利用するとそのセーブポイントの宿泊は有料のコテージになる。テントイベントが発生すると以後は新たなセーブポイント(一部例外あり)でないとテントは使えない。初回無料・次は有料とあるので誤解がないように言っておくが、SPドリンクのような課金システムではなくゲーム内の通貨・pqを使うので宿屋を利用するのと同じである。宿屋に比べると割高。
テント自体はユウの家に代々伝わる持ち物で、冷暖房・キッチン・布団完備・魔法でモンスターの侵入を許さない程のセキュリティが高い等とかなり高性能すぎる魔法のテントである。
ユウいわく1000000pqの価値はあるらしい。そもそもこの世界に暖房はともかく冷房が存在していたとは・・・。
備考
一部にネタバレの要素が含まれます。
前作の楽曲担当であったRevoの楽曲群がいい意味で印象的なクオリティであった為、楽曲面では体験版当初は雰囲気が異なるryoの楽曲(特に戦闘曲)は不評の声が多かった。体験版のアップデート後には製品版と同じタイプの戦闘曲になったが、配信当初のバージョンは現在のものとはやや異なる。
Revoが今作で不参加になったのは彼のスケジュールが合わなかった為であったという。
シナリオ担当が変わった故に前作に比べると他作品等のパロディがテキスト等で散見され、一部からは悪ノリが過ぎているとの不評の声もあった。しかし、これは前作の最終局面で語られた『神界』からの者がルクセンダルクとの繋がりを持った事への伏線とされている。もっとも、前作はFFネタが多かった事で賛否両論だったわけだが…。一説ではこの影響もあると囁かれている。
ただし、コンピュータRPGの古典かつ名作である「Wizardry」は原語版はギーク文化によるパロディ満載だった事実もある為、ブレイブリーシリーズが王道RPGをコンセプトとしているのでそれを意識したものである可能性もありうる。が王道RPGと言う概念が日本でしか通じないもので有り、JRPGはWizardryよりもウルティマを簡略化(思想、哲学要素を排除)したものとして発展していったのでFC,SFC時期のように著作権を軽く考えていた時代にあった悪乗りを可能な自社の範囲でやったと考えた方がよいかもしれない。
似た評価をされた『FFX-2』と同じ轍を踏んでしまったというべきか。
今作品の場合、時機を逃すと後半から出てこない敵がいるため、Uの手帳に記録できなくなる・内容を更新できなくなるケースがある為、やりこみをする場合は二周目プレイを余儀なくされる可能性もある。
バーターサブイベントにも選択によってはイベントビュアーに記録されないイベントもあるのでこちらは二周目プレイが必須である。
前作(Fts)の体験版には他のタイトル同様に「30回までの起動制限」があったのだが、今作の体験版「無料で遊べる三銃士編」にはその制限がかけられていない。おそらく、再開する度に起動回数を消費することを気にしないで遊べるように配慮したものと思われる。
前作のパラレルワールドに対して今作は時間の巻き戻しという特殊なタイムスリップがテーマの一つになっている。なお、広義のタイムスリップも一部含まれておりFtsがブレイブリーセカンドに繋がる事になった。その為に前作のとある場所での新規イベントの謎が明らかになった。→冒険家(BDFF)を参照。
ブレイブリーセカンドが誰もが「Ⅱ」に属するものと思われていたが、2020年に「ブレイブリーデフォルトⅡ」なるものがリリース予定と発表された。物語は全く違う世界線のストーリーとなると公式から発表されているのでセカンドを含んだ作品に繋がりはないと思われる。
後に、浅野氏は「セカンド」がユーザーの求めていたものと乖離してしまっていた事を認めており、悪い評価の烙印まで押されてしまっていたが、これを反省点としてオクトパストラベラーを経てブレイブリーデフォルトⅡでシリーズ再出発を込めている。
外部リンク
関連タグ
ファイナルファンタジー2:本編開始直後の展開や皇帝・帝国の存在のおそらく元ネタ。
ファイナルファンタジーX-2:よりにもよってこれと同じ評価をされてしまった。
ライブアライブ:裏切りの展開や憎しみのキーワードが共通する。