概要
ニンテンドーDSで発売された「光の4戦士ファイナルファンタジー外伝」を前身とした、「ファイナルファンタジーシリーズ」に極めて近く、そして遠いロールプレイングゲームのシリーズ。
「ブレイブ」「デフォルト」のターン前借り・ターン貯蓄の戦闘システムや、「FF3」で初登場したジョブチェンジシステム、それに加えて「FF5」のアビリティシステムを継承発展させたものが特徴。クリスタルや魔法やアイテムもFFから拝借されている。
ブレイブリーセカンド以降、コンシューマーゲーム機での作品は「Ⅱ」まで展開が沈黙していた。
特に初代は体験版を段階的に配信し、積極的にアンケート等を実施して意見を集めて製品版までに改良を採り入れたりしていた。
剣と魔法とクリスタルの世界観から離れていった「ファイナルファンタジーシリーズ」よりも基本的に剣と魔法とクリスタルを主体としているのが特徴。
メインとなるパーティは男女4人かつ男二名・女二名の混成となる。
特徴的なのは「FFシリーズ」のジョブはクリスタルから得るのが多いのに対して、こちらはアスタリスクと呼ばれる特殊な石をアスタリスク所持者に打ち勝って入手する(例えるならばカプコンのロックマンシリーズに近い)。この為、「FFシリーズ」のジョブが入手してからでないと能力の特徴がわからないが、こちらはジョブ能力者と戦う事で特徴がわかるようになっている。
また、アスタリスク所持者がその都度シナリオボスとして立ちはだかる事が多くボスモンスターは他のRPGに比べるとやや少なめ。
特にジョブとアビリティを組み合わせる「FF5」に一番近く、組み合わせ方で戦略を練るのが醍醐味。
第一作『ブレイブリーデフォルト』はFFの派生の雰囲気が強かった作品だが、基本的に90年代の自社RPG作品を彷彿させる要素があったのだが、第三作である『ブレイブリーデフォルトⅡ』では他社である『MOTHER2』のシンボルエンカウントとよく似た特徴のシステムが採用されており、概ねブレイブリーシリーズは結果的に90年代のRPG作品をモチーフにしていると思われる。
シリーズ一覧
ニンテンドー3DS
- ブレイブリーデフォルトフライングフェアリー
- ブレイブリーデフォルト フォーザシークウェル(ブレイブリーデフォルトのアッパーバージョン)
ブレイブリーシリーズの第一作。5つの大陸があるルクセンダルクを舞台とした世界。
ノルエンデ村に空いた大穴の悲劇からクリスタルに異変が起きた事から物語は始まる。
第二作。ブレイブリーデフォルトの続編。前作の三年後を描いた。
ブラウザゲーム・スマートフォンゲーム
- ブレイブリーデフォルト プレイングブレージュ(ブラウザゲーム)
- ブレイブリーアーカイブ ディーズレポート(スマートフォンRPG)
- ブレイブリーデフォルト フェアリーズエフェクト(スマートフォンRPG)
- ブレイブリーデフォルト ブリリアントライツ(スマートフォンRPG)
ニンテンドースイッチ・PC(Steam)
ブレイブリーデフォルト・ブレイブリーセカンドとは世界が異なる為物語としては繋がりがない。
舞台は5つの国があるエクシラント大陸となっている。
シリーズの前身
ファイナルファンタジー外伝であるが、元々はファイナルファンタジーの外伝として作られたものではなかったらしい。
システムの祖
- ファイナルファンタジー3…自由にジョブを変えられる初めての作品。
- ファイナルファンタジー5…ジョブだけでなく、アビリティシステムにより戦略に深みを持たせた。
関連項目
シアトリズムファイナルファンタジー カーテンコール…ファイナルファンタジー関連作品でブレイブリーデフォルトの楽曲が収録されており、数少ないクロスオーバー。