誘導分岐
ブレイブリーセカンドに登場するアンネ
CV:鶴ひろみ
ブレイブリーセカンドに登場する謎の妖精。グランツ帝国を率いる皇帝オブリビオンの側近であり、見かけと裏腹に残忍な一面が見え隠れする。前作のエアリーとよく似ているが、黒を基調とした衣装と翅をもち、髪の一部が触覚みたいに跳ね上がっている。
彼女は何者なのか?(ネタバレ)
前作からのプレイヤーなら既に感づいていると思われるが、前作の冒頭とエンディングでプレイヤーを導いていた彼女はエアリーの姉である(Annelies、つまり「姉リー」)。前作では謎の存在とされていた妖精族は、実は神界の神の下僕であり、妖精とは人間を唆して目的を果たそうとする魔物である。そもそも前作で妹エアリーの野望を阻止する為に物語の最初にプレイヤーの前に現れて、ブレイブリーデフォルトの世界に誘っている時点でプレイヤーをもすっかり騙していたのである。
結果的にルクセンダルクは一応の危機を脱したのだが、それはアンネの野望にまんまと手を貸していた。
事実、彼女はエピローグで一言もルクセンダルクを救った事への礼を言っていない。あくまでもエアリーの野望を阻止した事だけの礼である。
その本性は、ウロボロスとは違う巨悪であるプロビデンスの下僕。先に世界侵攻を始めたウロボロスを、そちら側に付いた妹もろとも潰すため、一時的にプレイヤーの味方を演じていただけであり、「敵の敵だけど結局は敵」という存在であった。正体を現すと羽の色がアゲハ原種のように黄色く変わる。
なお、妹のエアリーは神界の裏切り者であった事も判明したが、前作の黒幕は神界を侵攻すべく挑もうとしていた事が発覚している。
皇帝オブリビオンの時間跳躍の後、ふざけた笑いと共にアンネはマグノリアの故郷を文字通り消滅させる。そう、月の消滅である。
予期せぬ展開にマグノリアは事態を素直に飲み込めず半狂乱に陥り、これまで見せなかった感情『剥き出しの憎悪』をアンネに向け一行は激闘の末にアンネを撃破するが、全ては手遅れであった。
姉妹揃って極悪である。
ちなみにであるがアンネとの最初の戦闘においては妹同様にマヌケな一面を持っている。戦闘中に背景に隠れるパターンがあり、上画面だとどこに潜んでいるかわからなくなるのだが、状態異常を隠れる前に与えておくと、隠れている際には下画面の敵側のネームリストで複数「アンネ」と表示されるが本物は状態異常が表示される為バレバレとなってしまう。
そしてルクセンダルクはエンドレイヤーの局面を迎えてしまう。