曖昧さ回避
- ブレイブリーデフォルトに登場する主人公たちの案内役。本項目で説明。
- バンジョーとカズーイの大冒険に登場する、ワシの赤ちゃん。最後は立派なワシに成長する。
概要
クリスタルに危機が訪れた際に出現すると言われる、クリスタルの精霊。翅には数字の模様が書かれている。
風の巫女アニエスと共にクリスタル解放を目指して旅をしている。
パーティメンバーを導く案内役であり、ゲームシステムの解説もこなす。
タッチペンでメニュー画面の下をタッチすると、目で追ってくれる。
好きなものはクリスタル、苦手なものはリングアベルと子供。
声優は津村まこと。
派生である「プレイングブレージュ」では「エアリー族」としてプレイヤーにつき一人付いてきては、説明及び巫女と会話をする役になっている。
ボスを撃破した後にクリスタルを解放するイベントが発生する。
その際に何度かボタンを押すことになるが、押しすぎると
『ダメー!やめてー!!こわれちゃううう!!!』という悲鳴をあげる。
(そして下に後述するように何かあるようだが、そこから先は進めない)
聖剣伝説3のフェアリーと非常に似たポジションにあるが…?
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以下、ネタバレ注意
ネタバレ
リングアベルが記憶を段階的に取り戻していくにつれ、徐々にエアリーには不審な一面が見え始め、ほぼ全ての記憶を取り戻した時、一行がとんでもない過ちに手を染めていた事が発覚する。
「助け…て…、私は…こいつの意思に…乗っ取られ…こんな姿…」
「…とでも言うと思ったか!? ククク、ははははは!!!」
その正体は、本作の黒幕・ウロボロスの忠実な部下にして終章のラスボス。真終章ではラスボスの前座として対峙する。
“エアリー”の姿も口調も演じていたものに過ぎず、真の姿は5対の腕と蝶の翅を持つ醜怪な外見の芋虫で、第二形態は蛹。後者の姿には数千万年もなっていなかったという。
「そう…、大いなる破滅、カタストロフを引き起こすためになぁっ!!」
ウロボロスは平行世界を繋げることで復活できるという設定で、そのために主人公たちを利用し、クリスタルの力を使って平行世界を繋げていた。世界が繋がる都度減っていく翅の数字は、残りの平行世界の数だったのだ。
これまで数え切れないほど並行世界の主人公たちを欺いては殺して来た。“エアリー”の正体と本性を知った時の“アニエス”が泣き叫ぶ様を嘲笑っていた。
本人いわく11億年間この作業を続けていたらしいが、年齢はどれくらいなのだろうか?
カミイズミやブレイブ、リングアベル(アナゼル)は彼女の本性に気づいており、何とかその野望を食い止めようとしていたが、その真意をアニエス達に言えなかった。
プレイヤーがエアリーの企みに気付きクリスタルを破壊した時か(終章)、彼女の真意に気付きつつもわざと泳がせた上にウロボロスが復活すると(真終章)仮面をかなぐり捨てて襲い掛かってくる。
終章では自分達を騙したのかというイデアの批難に対し、「自分の考えを持たぬ人間は言われたことに従うしかない、言われたことに従うのは楽だからなぁ。なんでも他人のせいにできる。」「加えて当たり前と思うことに疑問を持ち、従わぬ勇気を持つ者…そんな人間のいかに少なきことよ」と言う正論を返し、アニエス一行を殺害。
しかしアニエスにクリスタルを破壊されて世界の連結が不可能となった為、闇のオーロラにてクリスタルの再生まで5000年間待つ羽目に陥る。
そこで復活したアニエス達と再び対峙し、以前のエアリーに戻って欲しいアニエスに対して妖精時の自分の声を聴かせたうえで罵倒。以前の世界のアニエス達も最後までエアリーを信じていたという。
敗北するとその感覚を噛み締めつつも、自身がウロボロスの下僕である事と主君の降臨を予言して消滅する。
真終章では全てのルクセンダルクが連結した事に歓喜し、アニエス達に見られてるにもかかわらずウロボロスと連絡を取る。大穴が塞がってないのに疑問を持つ一行に対し、正体と目的を明かして襲いかかる。
第二形態まで倒すとウロボロスに助力を求めて闇のオーロラへと向かい、必死の懇願が叶い新たな力を得る。その姿は妖精時に酷似。
最終盤のボスだけあってそれなりに強いのだが、火に弱いという弱点があり、魔法剣などでここを突けば割と簡単に勝てる。
ちなみにエアリーの種族設定は虫なのでムシキラーが効く。
終章でのクソ太いイモムシ形態とサナギ形態、真終章での蝶のような成体を見る限りどうも本当に虫のようだが……妖精ではないのか。いや…妖精だと思っていたのはプレイヤーの勝手な想像に過ぎなかったのかもしれない。最初から羽は蝶のそれなのだから。実は早い段階で魔物に見えていた登場人物がいるくらいである。
一応、成体の方はウロボロスにもらった新しい体ではあるが。
いずれにしても本来はイレギュラーな存在が現れた事で計画は途中で狂いだし、終章だともはや手段を失った上に討ち倒されてしまう。
真終章では欺いてきた四人から逆にわざと泳がされている事に全く気付いておらず、挙句にその本性と目的を白日の下に晒され想定外の実力を身に付けた一行に返り討ちにあった上、よりにもよってまんまと黒幕の住処にまで辿り着かせてしまう大失態を犯した結果、最後はウロボロスから飽きたという理由だけで喰われてしまった。
皮肉にも彼女自身、信じていた者に裏切られて殺されるという末路を辿った。
さらにいうと物語冒頭ムービーでプレイヤーに話しかけてくるエアリーは実は本編のエアリーと違うところが三つあり、『羽の模様の一部が違う』『レギンスのデザインが違う』『声が津村まことではない』点である。一言でいうとエアリー本人ではない。
その正体はエンディングの最後で判明し、クリア後にセーブしたファイルを再開するとDの手帳のエアリーの項目にも記される。
なお、前もって公式側から言われていた「ブレイブリーデフォルトはFFではない」・・・つまりFFを否定する事で本作のサブタイトルに隠された秘密が明らかになる。
FLYING FAIRY→LYING AIRY(嘘つきエアリー)・・・と、いうわけである。
声の主に関しては明言されていないが、津村まことと声質が近い人物が当てられているらしい。
なお、彼女が最後にプレイヤーに礼を言うのだが、真終章の結末からしてどこか腑に落ちないのである。
ティズ一行はエアリーに欺かれていた事に旅路の中で気付いた。だが、物語の始まりの前に、一行をよりも前に欺いていた人物が他にもいる。ブレイブリーセカンドをプレイするとその真実がわかってくるだろう。
言ってみれば先述した聖剣伝説3のフェアリーとは真反対のキャラクターといえる。
ちなみにOP映像によく似た精霊が出てきてたが、アレは“エアリーの姉”であったらしい
EDにて「妹を止めてくれてありがとう」と語っている。
本当のクリスタルの精霊とは?
封印状態のクリスタルにはそれぞれ対峙するモンスターがいたのだが、事の真相から見るにそのモンスターこそがクリスタルを守護する存在だった可能性が高い。
アンネ
ブレイブリーセカンドに登場する黒を主体とした衣装にアゲハ蝶に似た羽を持つエアリーとそっくりな妖精族。皇帝オブリビオンの側近。口調とは裏腹に結構残忍さが見え隠れする言動は帝国でも恐れられる存在。
→アンネを参照。
真の関連タグ
ヤマネコ(クロノクロス):スクウェアのゲームの登場人物。こちらも並行世界の主人公を殺害しており、最後は皮肉な末路を辿った。