フルネームはアグリアス・オークス。
概要
王都ルザリアの近衛騎士団に所属する女騎士。
五十年戦争終戦後、オヴェリアの護衛としてオーボンヌ修道院へ派遣され、北天騎士団から派遣されたラムザやガフガリオンとともにイグーロスへの王女護送の任につく。
オヴェリア救出のためにラムザ達と行動を共にし、ラムザの素性を知った後も彼を信頼できる仲間と認め、共に戦う。
生真面目で正義感が強いが、ヘルプメッセージで女性らしい一面をのぞかせる。
専用ジョブは「ホーリーナイト」だが、ザルバッグやディリータと違って「聖騎士」の称号は持たず、身分としてはあくまで一介の「騎士」のままである。
肩書きや境遇から、セイブザクィーンを持たせたくなる人も。
なお、密漁でも同じ程度の強さの騎士剣ディフェンダーも入手可能であるし、それに加えセイブザクィーン自体は後に行ける隠しダンジョン「ディープダンジョン」でも再び入手可能であり、更にダンジョン最深部には最強の騎士剣カオスブレイドが眠っているため、両者とも武器に困る事はない。
極めつけは初期ロットのPS版の二刀流バグで二刀流可能の武器(セイブザクィーンも含む)を無限増殖させる事が可能で、チョコボの不思議なダンジョン付属の「不思議なデータディスク」の公式チートデータには全ての装備品が50個ずつあるデータもある。
PSPリメイク版である『獅子戦争』では彼女にまつわるサブイベントが多数追加されており、『ベイグラントストーリー』から「ティンカーリップ」の設定が逆輸入されている。
また、オヴェリアとの再会イベントでは「ルカヴィを討つことが国とオヴェリアを護ることに繋がる」と告げ、ラムザのパーティに残る。
また、このイベントでは本作の結末に関する伏線が示されている。
SRPG史上屈指のバランスクラッシャーと名高いオルランドゥ加入後は影が薄くなる。
とはいえ、聖剣技が使える強いキャラクターであるため、一線に立ち続けさせたプレーヤーは数知れず。愛に全てを。
劣化オルランドゥという意見もあるが、固定キャラで比較的早期で仲間になるのとバランスブレイカーの香水やリボンが装備できるので、決して劣化オルランドゥではない。
ちなみに、本編中で殆ど女性言葉を使わないため、ヘルプメッセージを見るかバトルで倒されるまで素で男性だと思っていたプレーヤーは多かったようである。
劇中での付き合いの長さや台詞から、ファンの間ではFFT真のヒロインとの呼び声も高い。
(公式設定上のヒロインはアルマかオヴェリアなので、彼女がヒロインでないことだけは確かなのだが…)
獅子戦争ではムスタディオがアグリアスに恋愛感情をほのめかすイベントが追加されている。
名言
「今さら疑うものか!私はおまえを信じる!!」
アグリアス、いやFFT屈指の名言である事は間違いない
ゴルゴラルダ処刑場にてアグリアスが発した作中屈指の名台詞
それまで権力に忠誠を誓ってきたアグリアスが、国家の壮大な陰謀に触れ
国より、己の立場を捨ててでも大事な事の為に戦うラムザを選んだ
この台詞から来る義理堅い人となりこそがアグリアスのファンが多い理由と言ってもいいだろう。
勿論見た目の部分としても金髪蒼眼のブロンド美人の女騎士というテンプレを打ち立てた功績も素晴らしい。
余談だが某腹ペコ王の元ネタという噂あり。
「人の夢と書いて儚(はかない)・・・何か物悲しいわね・・・。」
アグリアスのヘルプコマンドでの台詞(独り言)。
彼女の代表的な名句であり本編の悲愴を物語る言葉だが(と言っても制作スタッフのツイートにより最後のバッドエンド説は完全否定されたが)、いろんな形で(主にネタとして)流用される。あと世界観がおもいっきり西洋なのに漢字の話をしていることには触れてはいけない。
だがFFTの世界では異国との貿易など文化交流があるようで(実際に貿易都市などもある)
西洋の世界に東洋の文化も混じっているため、アビリティに侍、忍者、陰陽師などが存在し
刀や忍者刀といった武器、東洋風のエキゾチックな防具なども存在する世界観であるため、アグリアスが東洋の文化の造詣を持っていたとして何も不自然はない。