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ドムトルーパーの編集履歴

2016-08-02 04:01:25 バージョン

ドムトルーパー

どむとるーぱー

ドムトルーパーとは、アニメ『機動戦士ガンダム SEED DESTINY』に登場する兵器。

概要

非公然組織「ターミナル」が、ザフトのデータベースから盗用した設計図を基に製造した機体。元々はザクやグフ等と同様、C.E.71年の大戦終結後にザフトの次期主力MS選定コンペティションにおける次期主力機候補の一つであったが、ユニウス条約に触れてしまうことや、最大の特徴であるホバー移動のピーキーさにより操作性に難があり、パイロットに高い練度が必要となることから、諸々の事情により制式採用に至らなかった。


C.E.73年に、クライン派によってザフト内に残っていた試作機のデータが盗み出され、工廠で調整を行った後、オーブ攻防線にて実戦に投入されている。

パイロットはヒルダ・ハーケン、ヘルベルト・フォン・ラインハルト、マーズ・シメオンの三人。


武装について

武装はバズーカとビームガンが一体化した「JP536X ギガランチャーDR1マルチプレックス」に、機体背面の「MA-X848HD 強化型ビームサーベル」、左右の腕に「ソリドゥス・フルゴール ビームシールド発生装置」と、遠近に幅広く対応したものが一通りあり、グフやザク以上の汎用性を誇る。また、劇中では描かれていないが、設定上ザクウォーリアのものと共通のウィザードが使用できる設計であり、必要に応じてザク用のウィザードも換装可能である。劇中で装備していたビームサーベル付属のものは簡易型で、「イージーウィザード」の名称がある。


この他機体の腹部に「G14X31Z スクリーミングニンバス」という兵装を有する。これはミラージュコロイドの技術を応用したアンチビームフィールド形成装置であり、ビームと同属性の電子を含む粒子を散布することにより、大火力の砲撃すら凌ぐ防御力を可能としたもの。前述の通りビームと同じ属性の電子を含むため、このフィールドに外部から触れることでもダメージを受ける。

劇中ではこれを利用した『ジェットストリームアタック』が猛威を振るった。


ドムトルーパーの『ジェットストリームアタック』

ただし、このジェットストリームアタックは『機動戦士ガンダム』に登場したような連携攻撃ではなく、ドム三機が火器を乱射しながら敵に突撃するという単純なもので、火器によらずスクリーミングニンバスを展開して突撃するだけでそのまま撃破できるため、ほとんど体当たりのような技である。


ただし、スペシャルエディション及びHDリマスター版では、

寮機が射撃で隙を作ったところに更なる射撃でトドメ、

あるいはそこにサーベル一閃やジャンプ踏み付け攻撃(!)による連続攻撃を行うなど、

むしろ本家よりもよほどアクロバティックで戦術的な攻撃を行っている。次世代ドムの面目躍起と言った所か。


そもそも、「ジェットストリームアタック」をあっさりガンダムに破られ全滅してしまった初代とは対照的に、こちらではかなりの活躍をしており、オーブ防衛戦では多数のザクとグフを撃墜したほか、宇宙ではルナマリア・ホークの操縦するフォースインパルスガンダムを撃破寸前まで追い詰めるなど八面六臂の活躍を演じている。また、パイロットの腕もあって劇中の被弾率はほぼゼロで、TV版では最後まで無傷、スペシャルエディションでもヒルダ機が終盤死角から飛んできたビームを脚部に被弾したのみである。

また、スクリーミングニンバスの効果で先頭の機体を踏み台にして突破するという戦術は通用しなくなっている。(踏もうとしたら踏む前に撃墜される)攻撃パターンが単純で射撃寄りなのも相まって、元祖ほどの驚きはないが弱点らしい弱点が見当たらないバランスの良い攻撃戦法となっている。

そもそもクライン派は少数精鋭で敵の大軍を相手取る必要があったため、敵陣に突っ込みつつ火器を乱射して一気に殲滅するこちらの戦法の方が理に適っていたともいえる。

そんな訳で、かのスーパーロボット大戦Kではパイロット達がジェットストリームアタックを使う度に「踏み台にはされねえぜ!」「輸送機もいねえしな!」と、メタな台詞を吐く。


オリジナル仕様

MSVに登場した本来のドムトルーパー。カラーリングはドム・トローペンを彷彿とさせるサンドブラウンとなっており、専用ウィザード「ナイトウィザード」を装備している。

ギガランチャーとスクリーミングニンバスの他に、白兵戦用兵器のドリルランス(敵に突き刺してドリル部分を切り離し、その状態でドリル部分を爆破することでダメージを与えることも可能)、対ビーム微細トレッド処理を施された実体シールドを装備。

共通の武装はともかく専用ウィザードの「ナイトウィザード」は決まれば高い破壊力を得られるが既存の兵器と設計思想が違ううえにそもそも切り離してから次のドリルをセットするまでほぼ無防備状態となってしまうなど扱いに難点があり、「奇想兵器」という扱いを受けていた。

そもそもナイトウィザード自体かなり大型で重量があり、そのくせバックパックの役割がほとんど弾薬入れ程度しかなかったために兵器として少々無駄が多すぎた。

コンペディションで不採用となった原因にはクライン派の裏工作があったともいわれているが、ただでさえ操縦感覚を共有できないピーキーな機体なのに更に実用性に疑問符が付く奇想兵器までセットになっていたら流石に敬遠されただろう。


関連タグ

機動戦士ガンダムSEEDDESTINY ドム

ザクウォーリア グフイグナイテッド

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