騎士王の魔力変換によって武装された大型バイク
その速度は車体性能の限界をはるかに凌駕しており
騎士王が搭乗した際は征服王の従えた神獣にすら追随した。
(『Fate/GrandOrder』概念礼装・フレーバーテキストより)
概説
『Fate/Zero』劇中において、セイバーが乗用した大型バイク。
征服王によって自身の代理マスターであるアイリが攫われた際、バイクに跨って追跡を開始。だがほぼ全速力でかっ飛ばしていた反動で機体限界が差し迫ってきたため、固有スキル「魔力放出」を応用して機体全体を魔力の鎧で補強、さらに動力機構に魔力の影響が及ぶように即席ながら魔改造を施したもの。
このバイク自体、海外向けに製造されたもので、日本の公道を走るには規制が厳しく乗りまわせない規格外なバイク。加えて切嗣による改造も施され、ニトロブースト機構まで搭載された文字どおりのモンスターマシンだったりする。
素の状態でさえ、『神威の車輪(ゴルディアス・ホイール)』に騎乗するライダーの目を見張らせ、同乗していたウェイバーさえ「騎乗スキルのなせる業」と考察させたが、この時点ではまだ序の口だった。
「魔力放出」による魔改造後は、宝具『風王結界』を利用して依り加速度を強化。
ライダーを本気にさせ、山道での競争に発展する。
前方を行くライダーからの妨害を騎乗スキルと直感で華麗に躱し、さらに距離を詰めるべく、ニトロ機構を利用して加速し斜面へと飛び出して追いつくという荒業までやってのけている。
神獣クラスの速力に追随するばかりか、並のバイクなら分解してもおかしくないレベルの荒業に耐えている辺り、このバイクの異常性が見て取れる。
ファンからはその未来的でスタイリッシュなデザインと、劇中でも屈指のベストバウトに数えられる対決に花を添えた名脇役として、高い人気を誇っている。
のちにZeroセイバーとセットでフィギュア化され、こちらも再販待ちの人気商品である。
のちに1/1スケールで実車化された。
『Fate/GrandOrder』ではコラボ企画「Fate/Accel Zero Order」の期間限定開催に伴い、「モータード・キュイラッシェ」の名前で☆3(レア)クラスの概念礼装として実装された。
効果は劇中のシチュエーションから【ライダークラスに8%(限界突破で10%)の特攻状態を付与】という、対ライダー用礼装として機能する。