概要
ラテン語のOrnithomimosauriaは「鳥もどきのトカゲ」の意味。英語ではostrich dinosaursと呼ばれている。日本語の「ダチョウ竜」「ダチョウ恐竜」は英語を和訳したもので、「オルニトミモサウルス類」より以前から使われる名称である。「オルニトミムス類」は誤り。
多くは白堊紀の北半球に生息していたが、アフリカやオーストラリアにもいた可能性はある。原始的なペレカニミムスや巨大な爪を持ったデイノケイルス、ガリミムスやオルニトミムスが属するオルニトミムス科からなる。
ペレカニミムスやハルピミムスなど、原始的な一部の種は歯を持っていたが、多くの種は歯のない口嘴を持っていた。腕は長く細く、太い鉤爪を兼ね備える。後脚は長く力強く、大きく細い足、短い指が続き、蹄のような鉤爪で終っている。
全ての恐竜の中で、もっとも足が速かったと考えられている。他の空尾竜類と同じく、肌は鱗というより羽毛におおわれていた。
駝鳥竜類は栄養のほとんどを植物でまかなっていた。原始的なものも含め、多くの種の胃から、植物をすり潰すための胃石が見つかっているからである。
作品集
ペレカニミムス(右)
ハルピミムス(左)
デイノケイルス科
オルニトミムス科
分類
手ラプトル形類 Maniraptoriformes
駝鳥竜類 Ornithomimosauria
ンクエバサウルス(Nqwebasaurus)
ペレカニミムス(Pelecanimimus)
ホーシン(Hexing)
シェンジョウサウルス(Shenzhousaurus)
ハルピミムス(Harpymimus)
デイノケイルス科 Deinocheiridae
オルニトミムス科 Ornithomimidae
キンナリーミムス(Kinnareemimus)
ネッドコルバーティア(Nedcolbertia)