コメットさん☆
こめっとさん
概要
本作は、過去に製作されたテレビドラマ版を含めると『コメットさん』の3作目にあたる。
2001年4月から2002年1月まで全43話が放送された。
テーマは「輝き」。視聴対象である子供たちに「君たちのいる世界は、こんなにも素敵に満ち溢れている事に気付いて欲しい」との製作サイドの願いが込められている。
本作では、テレビドラマ版コメットさん役初代の九重佑三子がコメットの母(王妃)役、二代目の大場久美子がコメットの叔母役で、声優を担当しており、それぞれストーリに関わる重要な役割を与えられ、作品に花を添えていた。
当初は4クールが予定されていたが、大人の事情により短縮される事となった。
正確なタイトルは『Cosmic Baton Girl コメットさん☆』だが、通常は『コメットさん☆』と略される。単に『コメットさん』と書いた場合は、一般的には第一作や第二作を指す。
ストーリー
『トライアングル星雲』にある三つの『星国(ほしくに)』が集う、お披露目ダンスパーティから逃亡した『タンバリン星国』の王子を捜すため、『ハモニカ星国』の王女『コメット』(人間年齢12歳)と『カスタネット星国』の王女『メテオ』は遙か彼方の星である地球に向かった。王子を探し出す手掛かりは、「瞳に輝きを持つ者」ということ。コメットは、慣れない地球で初めて出会った藤吉家の、お手伝いさんとして地球に居候し、王子を探すこととなった。しかし、実は王子探しは地球に行く口実で、母や叔母も行ったという地球を一目みたかったというのが本音であった。
はたして初めて目にした地球には、コメットがまだ知らなかったさまざまな輝きをもつ者に満ち溢れていた。それは、夢の世界が身近に存在する子供たち、夢や希望に向かって努力する若者たち、自らの夢を見つけ、夢や希望に向かう子供や若者を時には支え、時に厳しく鍛える大人たち、そして昔の夢を大切にしている老人たち、それぞれが放つ輝きだった。コメットはそんな者たちの悩みや願いを『星力(ほしぢから)』を使って解決し、あるいは後押しするのであった。コメット自身もまた、ライフセーバーを目指す『ケースケ』、ストリートミュージシャンがらヒットダムに駆けあがる『イマシュン』との出会いを経て、夢を追う一人の少女として、ときめき、悩む日々の中で、輝きを放つのであった。
登場キャラクター
ハモニカ星国
カスタネット星国
- メテオ/メテオさん(CV:本多知恵子)
- ムー=ヴァイツェン=クネーデル/ムーク(CV:永澤菜教)
- カスタネット星国女王(CV:深見梨加)
タンバリン星国
藤吉家の人々
風岡家
少年たち
コメットの親戚
その他の登場人物