CosmicBatonGirlコメットさん☆
こすみっくばとんがーるこめっとさん
タグとしては「コメットさん☆」が主に使われている。
本作は、過去に製作されたテレビドラマ版を含めると『コメットさん』の3作目にあたる。
2001年4月から2002年1月にかけて(ネット局によっては多少前後)テレビ東京系列局、三重テレビ、びわ湖放送、奈良テレビに加えて石川テレビ(フジテレビ系列局)や南海放送(日本テレビ系列局)にて全43話が放送された(が、南海放送は35話限りで終了繰り上げ)。
アニメーション制作は日本アニメーション。
テーマは「輝き」。視聴対象である子供たちに「君たちのいる世界は、こんなにも素敵に満ち溢れている事に気付いて欲しい」との製作サイドの願いが込められている。
本作では、テレビドラマ版コメットさん役初代の九重佑三子がコメットの母(王妃)役、二代目の大場久美子がコメットの叔母役で、声優を担当しており、それぞれストーリに関わる重要な役割を与えられ、作品に花を添えていた。
舞台は鎌倉市がモデルとなっている。
当初は4クールが予定されていたが、大人の事情により短縮される事となった。全体的にまったりとした静かで優しい雰囲気であり、子供に安心して見せられるアニメと評されたが、子供層の評判はいまいちだったとの事。女児向けというよりは大人向けの癒しアニメの性格が強めだったか。
南海放送では第1作と第2作を放送したことがあったため、全3シリーズコンプリートを実現させたことになる(が、先述の通り途中で放送終了を余儀なくされた)。
大抵は『コメットさん☆』と略される。単に『コメットさん』とした場合は第1作や第2作を指す傾向がある。
『トライアングル星雲』にある三つの『星国(ほしくに)』が集う、お披露目ダンスパーティから逃亡した『タンバリン星国』の王子を捜すため、『ハモニカ星国』の王女『コメット』と『カスタネット星国』の王女『メテオ』は、遙か彼方の星である地球に向かった。王子を探し出す手掛かりは、「瞳に輝きを持つ者」ということ。コメットは、慣れない地球で初めて出会った藤吉家の、お手伝いさんとして地球に居候し、王子を探すこととなった。しかし、実は王子探しは地球に行く口実で、母や叔母も行ったという地球を一目見たかったというのが本音であった。
はたして初めて目にした地球には、コメットがまだ知らなかったさまざまな輝きをもつ者に満ち溢れていた。それは、夢の世界が身近に存在する子供たち、夢や希望に向かって努力する若者たち、自らの夢を見つけ、夢や希望に向かう子供や若者を時には支え、時に厳しく鍛える大人たち、そして昔の夢を大切にしている老人たち、それぞれが放つ輝きだった。コメットはそんな者たちの悩みや願いを『星力(ほしぢから)』を使って解決し、あるいは後押しするのであった。コメット自身もまた、ライフセーバーを目指す『ケースケ』、ストリートミュージシャンがらヒットダムに駆けあがる『イマシュン』との出会いを経て、夢を追う一人の少女として、ときめき、悩む日々の中で、輝きを放つのであった。
星力はいわゆる魔法に相当するものであるが、魔法では無いとしている(但し玩具のCM上では魔法と表現している)。中盤では『恋力(こいぢから)』も登場。
ハモニカ星国
- コメット/コメットさん/コメットさん☆(CV:前田亜季)
- ラ=ヴァルモット=プロヴォーネ/ラバボー(CV:川田妙子)
- ヒゲノシタ(CV:大竹宏)
- ハモニカ星国王様(CV:岩田安生)
- ハモニカ星国王妃(CV:九重佑三子)
- ネコ車掌(声無し)
- イヌ機関士(声無し)
- ヌイビト(CV:滝ノ上晃子 天神有海 大中寛子)
カスタネット星国
- メテオ/メテオさん(CV:本多知恵子)
- ムー=ヴァイツェン=クネーデル/ムーク(CV:永澤菜教)
- カスタネット星国女王(CV:深見梨加)
タンバリン星国
藤吉家の人々
風岡家
少年たち
コメットの親戚
その他の登場人物
オープニングテーマ
「君にスマイル」(第1話 - 第27話)
作詞 - 松木悠/作曲 - のぐちますみ/編曲 - 渡部チェル/歌 - 新堀奈夕
「ミラクルパワー 〜スターダスト・バージョン〜」(第28話 - 第43話)
作詞 - 松木悠/作曲 - 白川明/編曲 - 渡部チェル/歌 - 中山静香