サンダーバードS号
さんだーばーどえすごう
概要
インターナショナル・レスキューの保守要員であるケーヨの提案でブレインズが開発したステルスジェット機。
機体名の「S」はShadow(影)の頭文字であり、排気熱を極限まで抑え、対電磁波処理が施された漆黒の機体はその名に相応しく偵察や隠密行動に適した設計となっている。
機首両サイドには各種弾頭を発射する多目的ランチャー、翼端には姿勢制御ノズルを備え、サンダーバード1号や2号と同様に垂直離着陸機能も有し、劇中では機体底面に収納された2基のマニュピレーターを展開して壁面に機体を固定させる事で垂直方向や背面方向への着陸といった芸当も可能としている。
また、コックピット部は分離して小型バイクとして使用可能となっており、トンネルの壁面や天井でさえも問題なく走行できる。
発進シークエンスは格納庫内部から機体後部を上にした状態で発射台へとレールで移動し、トレーシーアイランドの岸壁内部からどんでん返しのようにして出現。
エンジン点火後は機体をホールドしていたアームの拘束を解いてエンジンの推力を水平方向に偏向させてしばらく滑空した後に機体の向きを正位置に戻して水平飛行へと移り、現場へと向かう。
初出は第2話「インターナショナル・レスキュー出動!」(後編)だが、この時点ではあくまで顔見せ程度に過ぎず、第24話「サンダーバードS発進!」にてようやく本格的に救助活動に参加する事になる。
本機のデザインとCGモデルの監修は『超時空要塞マクロス』や『創聖のアクエリオン』等でお馴染みの河森正治が担当しており、『サンダーバード ARE GO』の制作会社がニュージーランドである事にちなんでキウイをモチーフにデザインしたとの事。
関連タグ
Vステルスロボ:『出撃!マシンロボレスキュー』に登場する救助組織MRR所属のステルス機への変形能力を持ったマシンロボ。
NES-1ヴァイパー:『キスダム KISS DUM -ENGAGE planet-』に登場する河森氏デザインの前進翼を持つステルス機。本機と同様にコックピット部分がコックピットアーマーとして分離する。