重大なネタバレを含む記事です。
概要
1974年に起こった核弾頭発射未遂事件、いわゆるピースウォーカー事件が終結した後の国境なき軍隊を襲撃し、壊滅に追いやった謎の部隊の名称であり、サイファーと呼ばれる組織の実働部隊である。
XOFのシンボルマークは、かつて米国政府が創設したCIA直属の実働部隊「FOX」のシンボルマークをそのまま反転させたようなものとなっている。
兵士の練度も非常に高く、MSFに集結していた優秀なメンバーを次々に葬り去っていた。
特に「スカルズ」とよばれる特殊部隊は強力であり、並の人間では太刀打ちは不可能。
創設までの経緯
本組織は、実働部隊「FOX」を創設しようとしたゼロ少佐と、アメリカへ亡命した「スカルフェイス」が合流する事で設立された。
当時のゼロ少佐は「FOX」を立ち上げるのに、FOXの援護や裏方任務を担当する部隊も必要であると考えていた。その部隊こそが「XOF」である。
ゼロ少佐はXOFの全権をスカルフェイスに任せる事にし、より強き「FOX」を実現しようとする。
しかし、スカルフェイス自身はゼロ少佐が描く「愛国者達」などの思想そのものに賛同していた訳ではなく、むしろ憎むべきものとしてその目に映っていた。
スカルフェイスはかつて幼少の頃、外国人の軍隊に自身の村を破壊されその外人達の言葉を覚えさせられた経験を持つ。それを戦争が起こる度に繰り返させられた事から、ゼロ少佐の行う「言葉を他人へ写し、その力で情報や世論を統制する」という行為は正に自分がされた事と同じに見えた。
やがてスカルフェイスは、過去の自分の様に言葉を「奪われた」事、そしてゼロ少佐の行おうとしていた「言葉」による思想統一、画一化社会への「報復」に駆られるようになる。
スカルフェイスはその後声帯虫を手に入れた事により、米国政府やサイファーが行おうとしている「民族浄化」とは逆の、「英語」のみを滅ぼす「民族解放」を目指すようになる。
その後、ゼロ少佐に反感を持つようになったスカルフェイスは密かに少佐の下から離反。
XOFをゼロ少佐の意思から切り離し、自身の裁量で動かせる私設部隊に変えた。
その後はスカルフェイスの意のままに動き、ダイアモンド・ドッグズとの戦いへ移ることとなる。
