データ
かつてメガロサウルスの一種として扱われた肉食恐竜の一つで、最初に化石が発見されたのは1870年だが、エウストレプトスポンディルス・オクソニエンシスという学名がつけられたのは1964年のことである。その意味は「オックスフォード産の真に曲がった脊椎」である。
現在のところ化石はイングランドのオックスフォードの北部でしか見つかっていない。模式標本は全長4.6メートルほどの亜成体で、成体は6メートルほどになったと推測されている。当時のヨーロッパは列島のような状態だったため、海に囲まれていたオックスフォードで島嶼矮化したともされている。
他のメガロサウルス類同様、獰猛な肉食恐竜と考えられ、共存した植物食恐竜を捕食していたと考えられているが、『ウォーキングwithダイナソー』などBBCの恐竜番組では当時のオックスフォードが島だったという推測に合わせ、魚介類を捕らえたり浜辺に座礁した魚竜や首長竜を捕食する姿で描かれている。