概要
「東堂塾」のOBで現在はプロレーサー。その実力は同期の須藤京一からも「別格」と恐れられ、その実力は2年ぶりに走る塩那のコースレコードを、二宮大輝のEK9シビックタイプRを借りて、たった1回のタイムアタックで塗り替えてしまうほど。
その際、大輝のシビックにホイールアライメントの微妙なずれがある事を指摘。また、足回りのセッティングのアドバイスも行っている。
プロの世界の厳しい壁や実情にぶつかり苦悩の日々を過ごしていた中、東堂に「素人相手の公道レースにこそ、探している答えがある」と促され、東堂塾デモカーのEK9シビックタイプRを借りて八方ヶ原で「プロジェクトD」へのリベンジの依頼を承諾する。
拓海との戦いでは、前走車の視覚から見えなくなる「消えるライン(ミラーの死角をつき、最短距離をカットしながら相手のラインへ進入していく技術)」を駆使して拓海を差し切るほか、拓海の走るラインをブロックしたり、軽くぶつけてバランスを崩させるなどの実戦テクニックを駆使して圧倒したが、最後は道路に飛び出してきたイタチらしき動物を反射的に避けてしまい、ブロックしていたラインを空けてしまったところで、「ブラインドアタック」を駆使する拓海に並ばれ、鼻の差で敗れた。
当初は「恩義のある社長の頼みであるから、この勝負を受けた」と語るなど、あまりプロジェクトDとの勝負に乗り気ではなかったが、勝負の後には「レースにはよくある事」と素直に負けを認め「立ち戻るべき原点が必要だった」と語り、東堂に感謝しながら帰っていった。