パラドックスとは、遊戯王テレビアニメ10周年記念作品(東映版は除く)『劇場版遊戯王~超融合!時空を超えた絆~』に登場するボスキャラ。
数学、哲学における論理概念の一つのパラドックスについてはパラドクスを参照のこと。
概要
未来からやって来たデュエリスト。自身の住む未来では世界が崩壊しており、その原因がデュエルモンスターズにあると考えた為、ペガサスを抹殺してデュエルモンスターズの存在を消去しようと企む。「Sin」と名のついたカードと変形する巨大なD・ホイールを使用する。(遊戯王ウィキペディアより)
↑こんなのに乗って颯爽と不動遊星のスター・ダスト・ドラゴンを奪っていきます。
キャラクター発表当時は奇抜なデザインと芸人声優起用のため、ファンからの期待は殆どなく、むしろ何故そんな声優を当てたのかと反感の声も少なくはなかった。
しかし、実際に公開されると意外にもその生い立ちの不遇さや名(迷?)演技、そして非常に人気の高い作監の加々美氏による数々の指芸や顔芸により一部の遊戯王ファンから熱狂的な支持を得た。
今後、アニメ「遊戯王5D's」でその正体が明かされるとのことで、ファンからは一日千秋の想いで再登場、もしくは正体判明の時が待たれている。
名前の由来は『過去・未来の改変が現在の自分や周囲の存在に矛盾を与えてしまう』という概念『タイムパラドックス』。
追記
遊戯王5D's第135話「絶望の魔人 機皇神マシニクルインフィニティ・キュービック」にてついに同一人物と思われるキャラクターが登場した。
Bパートのアポリアの回想シーンにて最後の生き残りの1人とした登場した男性が非常に酷似している。
以下の点がパラドックスと共通している。
・特徴的な髪の色彩と髪型
・服装(アバラのような模様入りのシャツとローブの後ろに結び目)
・片方が赤眉
異なる点は紫色の前髪の形状とモノクル・見た目の年齢か。
作中では明確な名前が明かされたわけではないが、現監督のツイッターの呟きなどでパラドックスであるということを匂わせるポストが確認されている。
おそらくは世界の終焉と同時に過去へと行き、上述の劇場版にて主人公三人と戦い敗北後、未来世界に帰還したものか、アポリアと同じく死後にZ-ONEによって若い姿で復活したものと推測される。
補足事項
以下は完全に余談である。
上記の顔芸に加え、モンスターと自ら融合する様から劣化マリクとも言われ、一部ファンからは複雑な心境をもたれている。
声優に関しても賛否両論があり、一概に人気のあるキャラクターとはいえない。
デッキ
「Sin」と名の付くカードで構成されている。自分のデッキ(エクストラデッキ)から「(特定のモンスター)」1体をゲームから除外した場合に特殊召喚できる。
各時代から最強を代表するモンスターカードを持ち主から奪取し使用していると推測される。シリーズ中で所持者が複数いるカード(真紅眼の黒竜)、もしくは時期によって持ち主が変わっているカード(サイバーエンドドラゴン)などあるため、作中で持ち主が判明しているのはレインボー・ドラゴンで、遊戯王GXのヨハンのみである。
OCG化されたカード
一部のSinカードがVジャンプの付録、劇場来場者プレゼントとしてすでにOCG化されている。
実装されたカード
・Sin 青眼の白龍(ジャンプ付録)
・Sin スターダスト・ドラゴン(Vジャンプ付録)
・Sin トゥルース・ドラゴン(Vジャンプ付録)
・Sin 真紅眼の黒竜(劇場来場者プレゼント)
上記のOCG化されたカードは2010年9月16日発売の「遊戯王タッグフォース5」にUMD連動特典として収録されている。
また、2011年2月26日に発売される映画公開記念パック「遊戯王~超融合!時空を超えた絆~MOVIE PACK 2011」(全9種類)に「Sin真紅眼の黒龍」ともう一種のSinカードが再録の予定である。
追記
本編登場に加え劇場版パック発売の影響か、2011年2月25日より「劇場版 遊戯王~超融合!時空を超えた絆~」がリバイバル放映されることが確定した。ソースは今月、もしくは来月のVJ記事より。
対象映画館は全国のワーナー・マイカルシネマということで、見損ねた人は是非来年に観賞することを強くお勧めしたい。