概要
GGG機動部隊所属のビークルロボ、氷竜と炎竜を一号機・二号機とした、『シンメトリカルシステム』を搭載した災害救助活動型GBRナンバー。同デザイン・同変形構造の機体を持ち、原則として、単純機体構造(ようは変形・合体方法)は全員共通。そこに任務の使用目的別にカスタマイズされた機能(凍結能力・電磁波能力など)を持つ。
変形形態(ビークルマシン)も全員共通でなんらかの貨物車両。そこに各自の特性を持ったクレーン車・はしご車・ミキサー車などの装備バリエーションを搭載。
その他、細部については各自の単独項目があるのでそちらを参照。
ちなみに音声は男女別に全員同じ声を使用している。
シンメトリカルシステム
全員、機体と同時に超ＡＩの学習が開始される。これは他のビークルロボと違い、心を一から作り上げる為で実行できる合体プログラム《シンメトリカルシステム》の為である。
当時は対ゾンダー戦の最中であった為、機体開発に時間を割く余裕が無く、ボルフォッグ含む他のGBRナンバーは記憶を除く人間の人格を直接超AIに転写する事で学習時間の短縮を決行(それってジェイデッカーでは禁忌だったんじゃあ…)。
しかし、竜シリーズは合体プログラムの関係で、人間ベースの思考回路ではシステムを起動する事が技術に不可能。
その為、試作機兼用である長男・次男ペアで蓄積したデータを元に、三男・四男ペア、長女・次女ペアに技術を継承させている。
結果、『一号機と二号機の固有バグ』がそのまま該当機にフィードバック＝遺伝するという事態が発生。これはシンメトリカルシステムのデータを一から作り直さないと解決できそうにないレベルまで達している。
具体的に言うと、炎竜からシステムを継承した機体は必ず着地を失敗する。
ちなみにペアは同日同時刻に起動スイッチが押される為、先に起動した方を兄(姉)としている。今の所、着地失敗バグを持つ機体の方が弟(妹)で固定されている。
複雑な兄妹事情
① 竜シリーズは基礎プロット段階で日本製の『長男・次男・三男トリオ』による三体合体構想があった。しかし諸事情で『長男・次男ペア』による二体合体に変更。
② 三男は対となる中国製四男との『三男・四男ペア』として新規構成されるも、ゴルディオンハンマー開発計画が推し進められた為に『三男・四男』の開発計画が中止。三男は全ての開発計画が凍結したものの、四男は超ＡＩだけは既に開発開始していた為に凍結されず続行。しかし、完成前に『次の兄弟ペア』が誕生した為に六男に変更。
③次の計画だった『三男・四男ペア』開発が中国とフランスで同時進行。先に中国で完成した為、『三男・四男ペア』は中国製になったが、本来『五男・六男ペア』になる筈だったフランス製機体が【技術そのままで開発したら面白くない】という事で、純然たる戦闘活動型女性ビークルロボとして完成(『長女・次女ペア』)。竜シリーズは男子タイプと女子タイプの二系統に分類される事になる。
④長男・次男・四男・五男・長女・次女が行方不明になる。
⑤兄四人・姉二人が行方不明になった後で、ドイツ製の『三女・四女ペア』と開発計画が中止されていた元・三男＝末男が完成。
これらはあくまで人格＝超ＡＩ完成の視点で見た結果であり、ここに ①機体の開発終了順 ②GBRナンバー順で見ると、上記の兄弟順序とは違う序列になっている(得に六男)。
下記項目は公式認識の兄弟順で説明、その他の詳しい事柄は各自の単独項目にて。
長男
形式番号＝GBR-2
ビークルロボ＝クレーン車
シンボルマーク＆カラー＝氷・青
一人称＝私(わたくし)
出身＝日本
生まれた時から兄以外何者でもない人。クールで理性的な性格で、双子の弟、炎竜とはその性格から口げんかが絶えず、手を焼いていた。しかし気が付けば弟が二人も生まれて一気に長男の責務という物がのしかかり、生来まじめな彼は、まじめに長男としての責務を果たしていく。
次男
形式番号＝GBR-3
ビークルロボ＝はしご車
シンボルマーク＆カラー＝炎・赤
一人称＝僕
出身＝日本
生まれた時から弟以外何物でもない人。双子の兄、すぐ熱くなりやすい性格で、氷竜とは常に口げんかが絶えずにいた。しかし時期が経つにつれて丸くなり、大人しくなる。
長男の責務に悩む兄とは別に、可愛い弟が出来たので打ち解けた後は仲良くなる(主に雷龍)。着地失敗バグの元凶はこの人です。
三男
形式番号＝GBR-6
ビークルロボ＝ミキサー車
シンボルマーク＆カラー＝風・緑
一人称＝僕
出身＝中国
生まれた時から兄であり弟である人。性格は穏やかで朗らか～な雰囲気のやや日和見だが、極度の潔癖症で汚い場所に行くとストレスで暴走する。ベースが中国人なので思考回路は中国語、ここの翻訳システムにバグがあり暴走すると言語変換が追い付かず、母国語と外国語が入れ混じる変な発音になる。(シンメトリカルシステムとは関係ない、彼固有のバグであると弟談)。ちなみに生誕時点で兄弟初、単独の飛行能力を持っている。怒らせると怖いらしい。
四男
形式番号＝GBR-7
ビークルロボ＝ダンプ車
シンボルマーク＆カラー＝雷・黄
一人称＝俺
出身＝中国
生まれた時から兄が沢山いる末っ子。性格は我がままでひねくれ者っぽいが、面倒見がいい。
着地失敗バグを受け継いでいるが、固有武装の盾がそのまま飛行ユニットになるので、これだと安全に着地が出来る。風竜の暴走を冷静に見ているなど、日和見っぽいのはここの兄弟共通である様子。
長女
形式番号＝GBR-8
ビークルロボ＝メーザー車
シンボルマーク＆カラー＝光・白
一人称＝あたし
出身＝フランス
幼女・天然・無邪気・萌えっ娘ビバ中の人(？)。完成を急ぐあまり人格形成期間を短期間で終わらせてしまったんで、幼児と言って差支えの無い性格をしている。しかしそこはお姉さんで、双子の妹の事を誰よりも気にかけ、妹が怪我したりピンチになるととっても怒る。
兄達の初顔合わせで妹共々その可愛さで兄貴たちを虜にした(男所帯だったから仕方がない)。しかし、いくら可愛いとは言え、純戦闘型なので、無邪気なツッコミは命がけ。
風龍同様に固有のバグを抱え、宇宙空間での姿勢制御システムにいささか難がある。
次女
形式番号＝GBR-9
ビークルロボ＝メーザー車
シンボルマーク＆カラー＝光・白
一人称＝あたし
出身＝フランス
幼女・天然・無邪気ドジッ娘ビバ中の人(？)。姉同様、完成を急いだので人格形成期間が短く、二人して幼女な性格。しかし諸事情で人格形成の再教育をしたので、姉より性格年齢が上がっている。
新たな性格はドジッ娘。つい、色々と何やらヘマをするのでおねえちゃんは心配です。そしてその様子にお兄様たちが和みます。純戦闘型なので、時々ドジると大変な事に。
監督が「宝塚の男役」をイメージした為、やや男らしい。しかし身長は姉よりやや低いとか。
両耳のおさげがポイント。やはり着地バグがあるか、着地失敗を何か作戦に利用できないかと考えている。
三女
形式番号＝GBR-14
ビークルロボ＝不明
シンボルマーク＆カラー＝光・銀
一人称＝
出身＝ドイツ
生まれた時には兄と姉が全員行方不明になってたので自分がしっかりしなければと頑張ってる娘。
クールな雰囲気で中性的な性格、(今いる兄弟では)自分が一番年上なので、妹・弟を守らねばと思っている。
四女
形式番号＝GBR-15
ビークルロボ＝不明
シンボルマーク＆カラー＝？・金
一人称＝私
出身＝ドイツ
末っ子末の妹ツンデレ妹。着地失敗バグを持つ妹(弟)が基本、兄(姉)大好きなので彼女も姉が好きだが、何がどうしてこうなったのかツンデレ。姉が着地失敗した彼女を心配して近寄ると、照れ隠しにつっかかってくる可愛い妹。
バグもここまで来ると対応策データが蓄積されたか、はたはドイツ人という生真面目なお国柄なのか、どうせ失敗するなら周囲の被害は最小限でと開きなおっている(兄・姉はバグりつつも成功しようともがいていた)。
五男
形式番号＝GBR-5
ビークルロボ＝不明
シンボルマーク＆カラー＝ ・
一人称＝ぼく(漢字ではなくひらがな)
出身＝日本
本当は三男になる筈だった子。諸事情で開発計画が二転三転、完全凍結しお蔵入りしかけた処でまさかの計画再浮上。元のプロットから大幅に路線変更した上、シリーズ初の双子で無い子。
完全救助・サポート型で戦闘能力は皆無に近い。性格はショタ、素直で気弱いが弱虫というわけでは無い。ポルコートからは『少年』とからかわれ、姉達からは全力で可愛がられている。
形式番号こそ最古参(地球残留組では一番古い)が、稼働年数が最年少。マイトガインで言う処のホーンボンバーのような立ち位置だが、可愛いショタかつグリアノイドなので、守ってあげたいオーラがにじみ出ているとか、なんとか。
三男？五男？
形式番号＝？
ビークルロボ＝無い
シンボルマーク＆カラー＝？
一人称＝
出身＝中国
本当は三男になる筈だった子。翔竜の凍結と共に機体の開発は中止されたが、超AIの開発だけは進められ、風龍・雷龍の誕生後に完成する。
以降、ユニットのまま製作者・椰博士の助手をしていたが、無人探査船に搭載され、木星の記録データの採取任務につく事となる。
他の兄弟と違い、完全開発では無い為形式番号が無い。双子として生まれる筈だった翔竜は彼の事を知らず、記録上は存在しない事になっている様子。
第一部終盤の状態となったが、今後の展開次第で再登場可能な伏線は残っているので期待したい。
余談
超竜神・強龍神であれば合体コネクタが同一規格である為、構造上、相手を変えての合体は可能。
しかし、天竜神は規格が違う為に兄・妹の変則合体は不可能。
行方不明組が帰還した際、月龍・日龍が姉達と変則合体が出来るのかは…今の所不明扱い。
アニメにおいて、竜シリーズのボイスは男女それぞれ同一音声で固定されている。なので、氷竜・炎竜・風龍・雷龍の声は山田真一、光竜・闇竜の声は田中ゆかりが担当。この法則なら月龍・日龍・翔竜の声も同様になる。
