概要
スターゲイザーに導入された惑星間航行用の推進器であり、太陽から放出される太陽風をリング周囲に展開した微細な量子の膜で受け止め、何らかのエネルギー変換を経て推進力とし、理論上は無制限に推進することができる。名前は仏語で『光り輝ける運び手』を意味する(公式サイトより)。
これはいわゆる『ソーラーセイル』と言われる技術であり、SF世界では比較的ポピュラーな宇宙船の推進方法である。
また、現実でも一部で研究が進んでいる。意外と現実世界へのスターゲイザーの登場は近いのかもしれない。
このVLによって本機体は内蔵エネルギーに頼ること無く長距離を移動することができ、深宇宙探査にも何ら支障をきたすことはない。
VLを生かすことでこの機体は亜光速まで加速することが可能で、C.E.中どころかガンダム世界中でも最速クラスの部類に入る。
元々は純粋な惑星間航行システムであったこの技術は流出してしまい、デスティニーガンダムやストライクフリーダムガンダムといった軍事用のMS向けに改良を加えられたうえで各々のウイング・バインダーとして搭載されている。
あろうことか民間のジャンク屋にまで流出してしまい、ガンダムアストレイレッドフレーム・改や火星開拓団のモビルスーツ「ターンデルタ」にも搭載されてしまった。
なお、これらの導入された機体の半数(主に軍事用)は核動力あるいはハイパー・デュートリオンで稼働している。この為、核動力機で懸念されていた推進剤切れという弱点をフォローする結果となってしまい、より強力なMSの開発を後押しする形となってしまっている。
なお、本システムは基本的にスラスターとしての使用がメインではあるが、システムを搭載した機体を中心に展開する事でエリア内の物質を検知するセンサーとして機能する側面を持つ。このセンサーはミラージュコロイドステルスを展開した機体の捕捉に活用できる。