キャラクター
ぬ~べ~の小学校時代の恩師。高い霊能力を持つ霊能力者であり、治癒能力の使い手。
その力ゆえに幼い頃に周囲からの迫害を受けていた過去を持ち、同じ境遇に苦しむ幼少時のぬーべーの心の支えとなり、そしてぬ~べ~が教師を志すきっかけを作ってくれた恩人である。
後の設定でぬ~べ~の母親と似ているらしいことが明かされており、同僚の高橋律子も彼女と容姿や精神性が似ているとされた。
高い霊力をコントロールできずに霊障に苦しんでいたぬーべーをハンドヒーリングで除霊し、いじめっ子からも守るなど、母のように温かな慈愛と豪快な性格を併せ持つ、ぬーべーにとっては聖母とも言える存在であった。
かなりの健啖家で、人の頭ほどもある巨大餃子を踊り食いするように平らげる。運動神経も良く、バッティングセンターでホームランを量産しており、聖母の様な慈愛の深さと対をなすようなオテンバな女性でもあった。
霊能力者としても一級の腕前を持ち、ヒーリングによる除霊と治癒もさることながら、真骨頂は真言(陀羅尼)による法力の行使にある。その験力は生来の素質もあって、大型妖怪さえ退散させるほどに強い。
こうした霊能力者の才覚から、ときに世間から「魔女」と讒言されることもあったという。
しかし、凶悪な悪霊に取りつかれたぬ~べ~を救ったのと引き換えに命を落として地獄に落ち、魂を地獄の鬼・覇鬼食われて吸収され、鬼の一部になってしまう。その後、かろうじて残った意思の力で覇鬼をぬ~べ~が新任教師として赴任したばかりの童守小学校の生徒に取り付かせた上で、覇鬼の力を抑制し、封印に協力してぬ~べ~の左手に封じさせた。
それ以来、鬼の手となった覇鬼の中で鬼の力を内側から抑制して封印の持続に助力しており、死んでからもぬ~べ~の戦いを支え続けている。
一度、完成度の高い御鬼輪を得たことで鬼の手から解放されたことがあったが、直後に同行していた律子先生が御鬼輪で封じられていた両面宿儺に襲われて致命傷を負い、彼女を活かすために一時的に融合し、「律奈子」として活動したことがある。
両面宿儺の調伏後は、御鬼輪が精巧な贋作であったことから、鬼の手の制御のために元に戻っている。
そして物語終盤、封印の解けた覇鬼が二度と人間を殺さないと誓ったためついに解放され、ぬ~べ~や生徒たちと再会の喜びを祝って一時の交流を果たした末、ぬ~べ~の手によって成仏し、あの世へと送り届けられていった。