概要
メディアごとに定められた画像や映像の縦横比率の事。略してアス比と呼ばれる。
解像度がサイズそのものを示すのに対し、こちらは比率のみを指す。
TVの画面、携帯電話や携帯ゲームの液晶などのアス比ははかつては4:3が主流だったが、2002~2003年頃から16:9でアス比が取り込まれるようになり、近年では完全にこちらが主流になっている。
各メディアのアスペクト比
パソコンのディスプレイやテレビモニターなどのアスペクト比は、「解像度」を参照。
映画
名称 | アスペクト比 |
---|---|
ヨーロピアン・ビスタ | 5:3 |
アメリカン・ビスタ | 37:20 |
シネマスコープ | 47:20 |
ネット用語としてのアスペクト比
先述したように過去のソフトや映像は4:3で定められているため、それを16:9が主流の現在の再生プレイヤーに取り込むとどうしても画像や映像の左右に余白(レターボックス)が出てしまうか、横に引き伸びてしまう。
ゲームボーイアドバンスでゲームボーイのソフトをやった時、画質が横に引き伸びてしまった事に驚いた人は多いのではないだろうか。
そこから意味が転じてpixivをはじめとするネットでは明らかにキャラの横幅が広すぎる、もしくは狭すぎるイラストや作画などに対し「アス比間違ってんじゃないの?」というツッコミの意味を込めて付けられる。
近年ドラゴンボール改やガンダムSEEDシリーズなど過去の作品のリマスター化が顕著だが、こういったアス比の違いによる引き伸ばしを避けるためにリマスター前の一部映像の上下部分を切ってアス比を強引に合わせてしまう貧乏ビスタにされてしまう事も少なくない。