図鑑データ
「晴嵐運用のために生まれた伊号潜水艦、伊14よ。いいよ、イヨって呼んで。提督、よろしくどうぞ!」
概説のこと? んっふふ~、なーに?
2017年2月のイベント海域「偵察戦力緊急展開!「光」作戦」の第三海域「発動!「光」作戦」でクリア報酬として実装された潜水空母。
姉妹艦である伊13とは双子のように左右対称的にデザインされているのが特徴的。
彼女らがモチーフとなった深海棲艦が双子の名を冠していることもあって間違えられやすいが、進水日、竣工日ともに異なるため双子ではないので注意。
なお進水、竣工ともに実装時点での潜水艦娘の中では最年少となる。(それまでの最年少記録である伊401より進水が3日、竣工が3ヶ月ほど遅い)
ゲーム内通称は「イヨ」。
伊26に続く「潜水艦娘の同型」の登場であり、伊13と同時実装で伊十三型(巡潜甲型改二)の姉妹艦が全て揃った形ともなった。
因みに伊13型には伊15、伊16もいるが、こちらは進水こそ済ませたが未竣工の未成艦である。
そう! 良いでしょ、この容姿!
黒のショートボブに切れ長の金ないし橙色の目を持つ。右のもみあげ部分が胸元にかかるくらいまで長くなっているのが特徴的。
服装は潜水艦娘に共通するスク水と、白襟に瞳の色と同じ黄色っぽいアウトラインが入った丈の短いセーラー服を着用。
ただしこちらは胸を強調するように大胆にセーラー服の胸部が切り抜かれており、リボンには香色のネクタイを着けている。また両腰の辺りには脇から伸びる白ラインに挟まれるように「イ14」の表記がある。
艤装は頭部に魚雷発射管六門付きの艦首を模した帽子を被り、耳にはソナー手がするようなヘッドホンを装備。なお、ヘッドホンのスピーカーが右耳にあるのが伊13、左耳にあるのが伊14である。
また左二の腕には艦橋型格納庫を装備し、その手には中指と薬指以外を抜いた黒の抜き手袋。
両足太腿には艦尾翼状の突起の付いた黒いリング状のものがハメられ、靴は踵を舵にし、喫水線を意識した赤いハイヒールサンダルを履いている。
姉の伊13とは容姿が左右対称になっており、通常立ち絵のポーズも左右対称に近いものになっているため、まるで鏡写しを見ているかのようにそっくりな容姿をしている。
ちなみに盛大に開ける姉とは対照的に、中破時でもあまり衣服の損傷がないのが少し残念。ただし形の良いお尻を向けてくれるため、尻フェチにはたまらないか。
艤装についても、頭部の左潜舵が脱落している以外は傷一つ見受けられない。
なお中破時のポーズはとある深海棲艦に酷似している。
ところで、伊13共々帽子にどこか見覚えがあるという意見がチラホラ……。
うん、細かい性格も大事。
ハツラツとした見た目通り、ハイテンションでエキセントリックな楽天家。
常にお祭り気分に騒がしく、「いぇい!」を口癖にするなどノリがいい。「んっふふ~」が口癖。
艦載機に関しては晴嵐か彩雲かと言われれば晴嵐派。そのためか晴嵐運用をする伊401には羨望の眼差しを向けている。
また幼い容姿に反して、例のアル重にも負けない飲ん兵衛であり、空きを見てはアルコール摂取に勤しむ姿を頻繁に拝むことが出来る。挙げ句、放置時には提督が見えないことをいいことに勝手に呑み出す暴挙に出る始末。誰が呼んだか「潜“酔”艦」。
心配性な姉からよくそのことを窘められているが本人は聞く耳を持たず、よく折檻されている。だがやはりと言うか、懲りない様子。
この強烈な飲み助気質は史実由来のもので、数ある海軍酒飲み伝説でも屈指のぶっ飛びぶりで知られている。
提督とは友人や幼馴染を思わせるような、非常にフランクな関係であり、犬のように懐いている。
MVP時には「褒めてくれてもいいよー?」と言ったり、入居時には「提督、もう一緒して良いんでしょう?んっふふ~、う・そ。」と言ってからかうなど大変仲がよろしい様子。
お触り時は空母娘同様に格納庫やタンクを触られることを拒否しているが、お触り自体はまんざらでもないとも取れる。
イヨの性能いっちゃうよー!
初期から装備スロットが2枠存在する艦これ初の潜水艦。
伊401以来となる初期から潜水空母に分類され、改になるとさらに1スロット増加する。
スロットの搭載数の配分は〔2/1/0〕と中途半端だが、第三スロットが“0”なので遠慮なく補助装備を放り込むことが可能。「補強増設」で補助スロットを開けてやれば、魚雷カットインを維持しながら「缶+タービン」による高速化も可能になる。
【耐久:22/装甲:23/索敵:44】と、三つのステータスで401に追随する耐久型で、回避も呂500に匹敵する【53】とステータス全体を見てなかなかのスペックを誇る。
幸運値も【24】と幸運艦とは言い難いが、伊8並に良好。まるゆ改修で最大【77】まで向上する。
改造可能な練度もLv45と他の潜水艦よりわずかに早い。
そして401以来となる「試製晴嵐」を初期装備に持ってきてくれる。
もう! あんまり史実触っちゃダメ! 結構デリケートなんだから…。
旧日本海軍の巡潜甲型改二2番艦。
伊四〇〇型建造計画の縮小によって、伊13共々に建造途中から潜水空母へと艦種を微妙に変更している。
1944年に神戸で竣工。翌年7月、イベントの冠ともなった「光作戦」の為、幕僚艦の伊13と偵察用の彩雲をトラック泊地に輸送することになった。
厳重となった哨戒網で伊13を失ってなお輸送には成功したものの、攻撃作戦に移る前にポツダム宣言が出され作戦は中止、伊14は日本への帰還中を米軍に拿捕・接収された。
その後一年ほどアメリカ海軍の軍事演習等に使用され、最終的にはアメリカがソ連への潜水艦技術の流出を恐れたことでハワイ沖に自沈した。
海軍酔夢外伝〜酒豪いよイヨちゃん!?〜
この伊14、乗員たちがネジが外れたレベルの酒豪の集まりだったことでも知られる。
- 建造期間中、乗員が神戸の繁華街で兵員特権を乱用して夜な夜な飲み明かす。
- 乗員仲間に新郎が出来、祝いに向かったが家が留守だったので持ってきた祝い酒2本を先に開けて空にする。
- なお新郎宅の大家もわざわざ肴を振る舞って「酒でも飲んで待っててください」と言い出す。
- 訓練終了後に別府に入港した際、管制室で酒盛りが始まり、騒ぎを聞きつけた他の乗員も便乗して宴会を開始。朝まで飲み明かしてうち1名は飲み過ぎで吐血し、病院送りに。
- 能登半島の七尾を目指す途中で北九州の門司に寄港した折、艦長が上陸して不在なのをいいことに乗員たちが酒盛りを勝手に開始。その最中に米軍機による空襲が発生するも、対空戦闘に備えた一部の乗員を除いて空襲を肴に酒盛りはフィーバー状態に。
- 「光作戦」が発令され戦地に向かう前日、艦長命令で痛飲が許可され、連日連夜の酒盛りが催された。
- 途中、大湊から生後4カ月の娘を連れたある兵員の奥方がお見舞いに駆け付けたことを口実に、旅館を貸し切ってどんちゃん騒ぎをおっ始める。
- スクリューの故障で出撃が出遅れて浅虫温泉に寄港したとき、乗員2名が夏だというのに外套を着込んで基地外へと外出。外套の下に酒瓶を隠して旅館街へと繰り出し、翌朝ヘベレケになって帰ってきた。
ナニコレ……(汗)
これらは当時の搭乗員の手記や記録、回想によって残された事実である。
竣工から半年、確たる武勇もなく米軍に接収された彼女だが、彼女と運命を共にした乗員たちは別の意味で伝説を残したといえる。
ちなみに放置時に飲み出すボイスは門司港での一件が由来。この時、航空機一機が火を吹きながら墜落したのを見て、酔っ払いたちのテンションは最高潮に達したとか……。
イヨ、まだまだいけます! 関連イラストです!
セットで映えるからか、願懸けも兼ねてなのか、色気の差なのか、姉とのセットが大多数を占める。