御仏の加護、見せてあげる。でぇーい!
五行山・釈迦如来掌(ごぎょうさん・しゃかにょらいしょう)
敬うべき仏にして天界に於ける(前世での)師、釈迦如来の力のごく一部を借り受ける。
かつて孫悟空が至ったという「世界の端」―――すなわち巨大な釈迦の掌そのものが空から落ちて、仏法を貶めんとする敵対者を懲らしめる。
対軍・対城宝具。覚者掌底。
敵を無数の掌底で打ち据え、必勝の一撃として釈尊の加護を以て自らの手に御仏の御手の力を宿し、相手を彼方へと吹き飛ばす。
インパクトの瞬間、その掌は釈迦如来の示教の御手を顕現させる。
全力発動では天竺帰りの本当の玄奘三蔵の力を放つという物に変化する(本人曰くファイナル如来掌)。
だが仏である本来の彼女の力はサーヴァントの霊基に許される物ではなく、その発動は自身の存在と引き換えになる。
恐らくは宝具の性質上、「壊れた幻想(ブロークン・ファンタズム)」に限りなく近い性質を持つのかもしれない。
『Fate/Grand Order』においての性能
- ランク:B
- 種別:対軍・対城宝具
- レンジ:???
- 最大捕捉:???
実装時点で初となった攻撃型☆5(SSR)キャスター。
諸葛公明も玉藻の前も、タイプは違えどバリバリのサポートタイプなので、この二騎とは運用理論が全く違ってくる。
HPは12,900と僅かに13,000に届かないものの、ATKは11,600を超すため、強気な攻めが出来る。
カードバランス自体は《Quick1:/Arts:3/Buster:1》とキャスターの定型そのものだが、それが却って玄奘三蔵にとっては一番の強みともなっている。
ゲーム内での種別はBuster。効果は【敵単体に超強力な攻撃&クリティカル発生率を大ダウン(1ターン)】。
モーションはどこかで見たような機神拳奥義そのもの。
最後の岩壁に敵を殴り飛ばして叩きつける演出はいうまでもなく、そこにいたるコンボも最初の震脚、そして初動の突撃から連撃につなげるジャブが端折られている程度の差しかないほぼ完璧なオマージュである。
どう見ても超級修羅神です、本当にありがとうございました
ロボではないため「お前はどこぞの修羅か!?」などとも
またフィニッシュ時に金色の仏身がバックに光る様は、某カンフー映画の究極奥義を彷彿とさせる。
この光像、何気に彼の救世主御当人だったりする。
なお、攻撃開始時に悟空の移動術である觔斗雲らしきものに乗って突撃しているようだが、これも本来であれば人間である三蔵は乗ることができない(経典を貰う前後以降であれば乗ることが可能)。この觔斗雲に限らず、雲に乗れるのは神仙や妖魔、そして無生物と解脱済み(凡体、つまり肉の体を卒業した者)の存在に限定されており、原則人間は乗れず、術者が背負ったりして乗ろうとしても術者諸共雲から落ちてしまうからである。
悟空はこの事を「雲で泰山(中国の大きな山の一つ)を運ぶことはできても人を運ぶことはできない」「いうならば、『雲に乗るものにとって、人は泰山よりも重い』」と評している。
経典を貰う前後で三蔵は溺死という形で解脱をした(厳密には元に戻った)ため、これ以降であれば雲に乗ることができる。